自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2013年11月21日11:33 PM
    グローバル化が進む日本の今だからこそ読みたい本
    CATEGORY: 日々雑感

    教育勅語の真実/致知出版社 

    ¥1,470
    Amazon.co.jp

    先日、子供英会話業界についてあーだーこーだと書きましたが、

    元々、色々といいたいことはあったものの、この書籍を読んでさらに日本語教育、日本人の伝統的な価値観の重要性を再認識できました。 

     

    笑えるほど、明治維新以後の開国による過度な英語化や国際化でおきていた現象と、

    今の日本がダブって見えます。

     

     

    文字は比較的大きいのでストレス無く読めます。

     

    お子様がいらっしゃるお父様、お母様、子供教育業に関わる方は読んでみてはいかがでしょうか?

     

     

     

    2013年11月20日7:18 AM
    一流のビジネスパーソンの仕事テクニックは学びにはなるが、成長中の若手社員にとっては毒にもなる
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

    様々な仕事術についての書籍が発行され、研修なども行われている現在。

     

    日経ビジネスアソシエなどの雑誌は、まさに一流のビジネスパーソンの仕事術の見本市になっていますので、おおいに刺激になります。

     

     

    しかし、こうした「一流の人たち」の仕事術やテクニックが、逆に新人の成長にとって有害になっているケースが見られるので、ここで書いておきたいと思います。

     

     

    例:

    一流のビジネスパーソンがおススメするビジネス書を買って読んだら難しくて眠くなった・・・

    →ビジネス書が苦手になる、自分には向いていないとカンチガイ、頭に入ってないのに読んだことで満足してしまっている(実践できていない)

     

    日経ビジネスアソシエなどの手帳術を真似して分単位のスケジュール管理に挑戦したが、すぐに破綻してしまった

    →自分の業務管理が下手なのか・・・と自信をなくす、上司から急な仕事をふられることがストレスになる

     

    などなど。

     

     

    要するに「理想形」や「上級者のテクニック」をかけだしの素人が真似しようとして、失敗するというケースですね。

     

    スポーツの選手で、いきなり「田中投手のスプリットすげ~!」「俺も真似しよう!」となることがいかにNGかはみなさんわかるのですが、どうもビジネスの世界だとこの発想にたどりつけないようです。

     

     

    だからこそ、私の研修では相手の企業の社員の方々のレベルに合わせて研修内容を調整しています。どれだけカッコよい内容を話しても、それは私の自己満足になってしまうから・・・研修の一番の目的はどれだけ泥臭くても、その会社の社員の方々が「できる!」ようになってもらうことだからです。

     

     

    今のように様々なコンサルタントや経営情報や仕事術が氾濫している世の中だからこそ、

    ただ情報を集めるのではなく、「自社に適した情報」「自社に適したレベルのもの」をチョイスする、情報リテラシーの能力が非常に求められていると感じます。

     

     

     

    最後にオマケエピソードを。

     

    先日、私が担当する新入社員向けの研修での出来事のこと。

    (私はコンサルティングだけでなく研修もできるので)

    その回の前の研修で私が新入社員向けの「手帳術」についての講習を行いました。

    その研修と今回の研修の間で日経ビジネスアソシエさんの手帳術の特集号がありました。

     

    一部の参加者はそのことに気づいたそうですが、「中身を軽く見て買わなかった」か「買ったけど細かくは読まなかった」そうです。

     

    なぜか?

     

    それは彼らが「今の自分達はこのレベルを真似してはいけない」「今はあくまで理想として見ておく位にしておこう」と考えたからだそうです。

    今の自分達に必要なのは私の研修で伝えられているベーシックを徹底することだと。

     

     

    ・・・研修担当者として、これほど彼らを頼もしく思ったことはありません。

    彼らの将来が楽しみです。

     

     

     

     

     

    2013年11月19日9:09 AM
    誤った英会話教育は日本人の子供の感性と日本を壊す!?
    CATEGORY: 日々雑感

     

    今や日本は世界の流れにおいて「国際化・グローバル化」は避けられない流れです。

     

    もちろん、「英会話が話せなければ仕事がなくなる」なんて極論を言うつもりはありません。

    ハッキリいって英会話が話せなくてもできる仕事は山のようにあります。

     

    ・・・でも、英会話ができないと入れない会社やできない仕事が急増しているのも事実。

    (ユニ●さんとか) ※●はブラック企業だからという意味ではない

     

     

    そういう流れの中で今後、日本国内で英会話教育市場が成長していくことは間違いないですし、

    私自身そういう英会話関連のビジネスサポートと環境整備のお仕事を積極的にしています。

     

     

    でも、私がこの流れの中で常に発信をし続けていきたいと思っていることは、

     

    「日本人として、あくまで日本語をしっかりと話し&学びながら英会話を学ぶ」

     

    という、まずは母国語を重視するという基本発想。

    さらに言えば、母国語を通じて、日本文化の魅力などもしっかりと学んでほしい。

     

    そんな風に思っています。 

    今では英会話教育への熱が高まりすぎて、幼児の頃から日本語そっちのけで英会話ばかりをしている子供がいるとか、そんな話題がありますが、

    「日本語」が満足に話せなければ、その子は受験でも苦労するでしょうし、日本人としてのアイデンティティをもてなくなる可能性が高いと思います。要するに日本国籍かもしれないけど、ある意味で「日本人」ではなくなってしまう。

     

    まあ、日本に住まない、日本で生活しないのなら、それも良いかもしれませんが、少なくとも「母国語」が話せない段階で本当に日本人として日本を語れるかどうかということです。

    そんな人達に「日本人」として日本の批判をしてほしくないですよね・・・。

     

    ちなみにこのような「過度の英語化」というのは、明治維新後の文明開化の時代にも同様の流れがあったそうです。

    教育現場は混乱し、英語教育を偏重する機運が高まり、明治天皇がある小学校を視察したときに、流暢な英語を話す子供がいて、その子に「その言葉は日本語でなんというのですか?」と質問をされたときに答えられなかったというエピソードがあったそうです。

     

    そのような開国・文明開化による教育現場の混乱をおさめるために作り出されたのが、

    「教育勅語」であり、ここに日本人のあるべき心のあり方、考え方をこめられたそうです。

    この教育勅語によって指し示された日本人としてのあるべき考え方が、現在の日本が世界から評価されている勤勉や思いやりなどの様々な美徳の源になっていたとのこと。

     

    現代の日本においても、まさに明治維新以後のような「教育の混乱」「日本語の乱れ」がおきているように思います。

     

    今一度、明治維新以後の当時の日本の教育の状態=教育勅語がうまれた背景を知り、教育勅語に目を通してみるとよいかもしれません。

     

    別に私は右翼ではありませんが、

    上記のような様々な背景事情を知った上で、英会話教育がどうあるべきなのかを考えることが、

    本当の意味で「英会話も話せる世界に通用する日本人=バイリンガル」を育成することができるように思うのです。

     

     

    2013年11月18日8:13 PM
    良い習慣を持つ「自律型社員」は自然に成長を続ける

     

     

    本日はある学習塾企業様における「新卒研修」の第○回目。

     

     

    今回は、社内の若手の伸び盛りのゲスト講師の校長先生お二人に冒頭で新人向けに講演をしていただきました。

     

     

    このお二人。

     

    実は数年前に私が管理職候補研修を担当し、今では管理職として立派に活躍しているわけですが、当時は「まだまだ未熟」と思っていましたが、本日の話の内容などはこの数年間の彼らの成長を実感するほどの立派なものでした(^∇^)

     

    この2年間、彼らも管理職として色々と悩んでいたかと思いますが、その経験が大きな成長につながったのだと思います。

     

     

    また、彼らの新入社員時代に習慣として取り組んでいたこと、今現在取り組んでいる習慣なども発表していただきましたが、立派に自己を律して、正しい行動、自身の成長につながる行動をやっていることがわかりました。

     

    毎日の正しい行動、成長できる行動の積み重ねがあれば、確実に人は成長します。

     

    良い習慣を継続できる「自律型社員」になることが、成長の近道なのだと実感した今日この頃です。

     

     

    本当に彼らがウチの近くの塾にいたら、問答無用で愛息を塾に通わせたいです(笑)

     

     

     

     

     

     

    2013年11月17日9:46 AM
    中日ドラゴンズの厳冬契約更改に見る「やりがい」と「期待」がモチベーションを高める法
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

    落合GMが就任したことによって、早速マスコミが中日に注目する機会が増えました。

     

    前高木監督時代、昨年はほとんどマスコミから無視され、一昨年の権藤コーチとのケンカが一番の話題だったことを考えると、既に広報的には「落合効果」がみられます。

     

    <以下ニュースより>

     

    ■厳冬と表現された中日の契約更改

    中日の落合博満GMが主導で行っている契約更改は、厳冬と表現され、その合計減額がいくらになったのかがメディアの焦点となっている。大事なはずのチーム生え抜きの井端弘和を退団に追い込んだ2億3000万円の削減を筆頭に、吉見一起が1億1500万円、和田一浩が8000万円、荒木博雅が6800万円、浅尾拓也を5500万円、山井大介が2000万円という大口もあって、締めて5億円に届きそうな勢いである。

     

    野球協約の限度額25%(1億円以上の選手は40%)いっぱいの金額を提示されても、一人として保留せずにサインするに至っている。今季チームはBクラスに低迷した。まさに信賞必罰を実行した厳冬更改である。中日球団の赤字を本社が広告費として補填している金額が、年間6億から10億円と言われているから、その赤字の大半を落合GMの豪腕で消したことになる。

     

    >>>

     

    皆さんからすると、中日ドラゴンズの契約更改なんて、会社の上司の家族ネタのフェイスブックの記事以下の興味がない話題かもしれませんが、今年の中日の契約更改には、企業における人心掌握術のノウハウが詰まっています。

     

     

    上記のように今年の中日は久しぶりのBクラス&観客数減という理由があるにせよ、ほとんどの選手に対して大幅に年俸を下げています。

     

    残念ながら井端選手に関しては、怪我の問題などもあり、退団にいたってしまいましたが、ここで注目していただきたいのは、

     

    野球協約の限度額25%(1億円以上の選手は40%)いっぱいの金額を提示されても、一人として保留せずにサインするに至っている。

     

    という点です。

     

     

    要するに年俸を下げられても、選手は納得してサインしているという状況です。

     

    序盤の井端選手の更改や主力選手の減俸っぷりから、多くの選手が「今年は厳しい・・・」と覚悟をしていたことも大きいのですが、中日スポーツなどの契約更改後の各選手の談話や表情を見ると、みんな「清々しい」表情をして、納得して話しているのが印象的です。

    (一部、アップしたのに表情が暗い藤井選手のようなケースを除く)

     

    なぜ、そんな清々しい顔して「年俸ギリギリまで下げられました」を話しているのか、

    その理由はほとんどの選手が同じことを言っています。

     

    「落合さんから必要な戦力だ!と言ってもらえたことがうれしかった」

    「来期は何を頑張れというメッセージをもらえた」

     

    この種の内容が理由だそうです。

     

    要するにお金以上に、畏怖&尊敬する前々監督から(現役時代は話せなかったけど)、直接自分の評価を聞けて、「期待している」「オマエのここが長所なんだからこう頑張れ!」と言って貰えることが、お金以上に彼らにとってはうれしかったようです。

     

    ある一定レベルを超えると、金額以上に、こういった「やりがい」「周囲からの期待」がモチベーションになっているという好例でしょう。

    また、その発信者が、自分たちのことをしっかり見てくれている、元監督であるということも大きい。

     

    もちろん、井端選手の例を見てわかるように、最低限の期待のお金はあるでしょうが、

    基本的にある最低限ラインの自分のお金基準がもらえる場合、人はこのような心の充足を必要とするということなのでしょうね。

     

    今回の中日の契約更改、本当にいちいち落合監督の各選手へのメッセージは気がきいてます。

     

    例:山本昌:年俸制限以上の減額だが、「50歳までやれ。来年以降もやってもらうために(今期の年俸減額は)必要な措置だ」とメッセージ

     

    (エース)吉見:制限いっぱいの減俸だが、「(おまえなら復帰予定の)6月から2桁勝つのは簡単だ」とエール

     

     

    ◆以下、今年の中日の契約更改のポイント◆

     

    0.前提条件として「下げる理由」=Bクラス、セリーグ前チーム負け越し、観客動員数減少をしっかりと告知

     

    1.元監督がGMとして交渉の場に出ていた

    (選手のことをしっかりと見ていることがアピールできるしメッセージもかけられる)

     

    2.各選手の「期待」「次の目標」「要改善点」などのメッセージを入れていた 

    (減俸しても納得と一定の期待という評価がうれしい)

     

    3.来年以降の伸びしろなど長期目標を伝えている

    (今年減俸でも来年以降取り返せばいいという、単年ではなく長期の視点で選手を納得させる)

     

    4.序盤に減俸する大物・主力との交渉を進め、全体に「心の準備」をする時間を用意

    (その結果、井端選手は出て行ってしまいましたが・・・)

     

    5.上げるべき人物は400%アップとか評価しているが、ベースが安いので全体の負担は少ない上に、契約更改の後半に上げるメンバーを持ってきた(サムライジャパンの関連もあるが)

     

    とても学びが多いですね。

    今年の中日ニュースはビジネスの世界の方々にとっては要チェックです!