2023年3月17日12:55 PM
CATEGORY: 日々雑感
少子化についてはメディアで緊急度&重要度の高いテーマとして扱われいます。
実際に出生数80万人割れの時代、わずか数年で急加速している状況ですから、
市場の縮小は明らかです。
一方でもうひとつスクール・学習塾業界の市場環境で見逃せないのが、
文部科学省の調査での、
通常学級に在籍する小中学生の8.8%に、学習面や行動面で著しい困難を示す発達障害の可能性がある
というデータだと思います。
このデータ、通常学級に在籍するというのがポイントで、
良くも悪くも、少子化による減少率に加え、こども人口の約1割の層においては、
これまでの通常のスクールや学習塾のカリキュラムでは対応が難しい層であるということになります。
もちろん、こういった子どもたちが通常の学習塾を利用するケースもあるのですが、
学習塾の現場としては、適切な対応ができない(成果が出せない)というのが実情ではないでしょうか。
この分野、世間でいうところの「グレーゾーン」の子ども達になるのかもしれませんが、
確実に一定割合存在するわけですから、障がい児向けの学習塾やスクールなどのニーズが確実に存在していることがわかります。
放課後等デイサービスなどの整備は進みましたが、一方で制度にくくれないゾーンも存在することがわかります。
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