自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2022年3月28日2:55 PM
    教育業経営における外注と内製化のありかた

     

    近年の教育業界、学習塾業界、ホワイトワーカー系の業界においては、

    現場の「忙しい」問題への対策が経営における最重要事項の一つになっています。

     

    優秀な人財不足、さらにはサービス業の経営高度化による業務量過多が原因です。

    こうした時代背景においては「外注」と「内製化」の発想も、考え方を変えていかなければなりません。

     

    教育業界などで外部業者に「外注」するものの代表格として、

     

    ・チラシなどの販促物のデザインや印刷
    ・WEB(ホームページなど)関連の更新やリニューアル
    ・教材開発(教材を外部から買う)

     

    などがあります。

     

     

    以前の経営のセオリーとしては、企業、組織の規模が大きくなると、外注のコストを削減するために、

    販促物制作やWEB制作、教材開発を自社で行うことが一般的でした。いわゆる内製化です。 

     

    内製化のメリットとしては

    「コスト削減が可能」

    「社内なので柔軟な意見や変更が可能」

    「会社の方針や思惑を理解した内容ができる」

    などです。

     

    しかし、近年この「内製化」は多くの企業で失敗しています。

    本来コスト削減や内容をより良くできるための施策だったはずが、逆効果になってしまうことが多いのです。

    より正確に表現すると、「一時はコスト削減で成果が出たように見えるが、中長期でみると経営悪化を招きやすい」ということです。

     

    理由①内製化した内容の担当者が退職してしまう・安定化が不可能

     

    理由②内製化した内容の担当者の力量がそもそも低い

     

    理由③社内の人間だから厳しい要求や無理な要求ができない(労基問題もからむ)

     

    理由④現場の兼務を期待すると、そもそも忙しくて動きが満足にできない

     

    つまり「人材不足」の時代、「業務過多」の時代であるため、安易なコスト削減意識による内製化は、

    全く意味をなさず、むしろ全ての動きが悪くなってしまうのです。