スクール・学習塾経営の基本ですが、
新規集客 < 退会(継続)
の優先順位を間違えてはいけません。
基本的に教育業はクチコミや評判が重要な業種ですから、地域内・コミュニティ内で退会が増え、悪い評判が立てば、徐々に新規集客の反応は悪くなりますし、紹介も生まれなくなります。
「卒業退会」が多い状態であれば問題はないのですが、
「入会半年・1年未満の不満退会」や「合格や目的達成などの結果が出ていない段階での途中退会」は要注意です。
①卒業退会のみが多く、途中退会・不満退会が少ないのに新規集客が少ない
→ただ純粋に販促努力が不足している。やるべきことをやっていない
②途中退会・不満退会が多く、WEBなどで新規集客をしても追いつかない
→このケースは徐々に新規集客数も減少していき、新規集客数もジリ貧になっていく可能性が高い。途中退会・不満退会の多さが集客
効果を低減させてしまっているため、早急に退会抑止策を行うべき
新規集客の苦戦も、その背景が①か②によって全く対処方法が異なってくるわけです。
現在のスクール・学習塾経営においては、特に大都市やターミナル駅の立地の教室の場合、クチコミや紹介が機能していなくても、ポータルサイトからの集客やWEBサイトからの集客が成立してしまい、新規集客が一定以上維持されるケースがあります。
退会が多くても、それなりに新規集客が多いため、生徒数は維持されてしまう…
しかし、この状態は長続きしないため、早い段階で「退会数の多さ」に注目してメスを入れていく必要があるのです。
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