2021年10月30日4:29 PM
CATEGORY: 学習塾・スクールの経営論
英会話教育市場は安定成長を続けているわけですが、
英会話スクール・英会話教室の経営の難易度は数年前と比較して跳ね上がっていることを日々感じます。
英会話教育
の市場ニーズは成長を続けていますが、
一方で
英会話教室・英会話スクールの数自体が増加
英語学童、プリスクールなどの高単価高密度系英語教育機関の増加
幼稚園や保育園の英語教育導入の加速
オンラインや教材型の英語教育ツールの普及
学習塾業界からの本格的な英語教育市場への参入の増加
など、ひとつひとつの現象が従来の英会話教室経営に大きなダメージを与えるものであり、
企業によっては大きく業績を落とす、生徒が集まらなくなる根本原因になっているのです。
これらの競合の存在が、単純な広告力や品質の差の問題ではなく、
そもそもの立地の決定的な差や、企業としての圧倒的なブランド力の差、
単純な努力では埋められない時間数の差など、
戦略的な要因なので、簡単にはくつがえせないのが実態です。
昭和平成型の経営では全く時代についていけませんし、
また、小手先だけの広告戦略をいじるだけでも業績回復は難しいでしょう。
英語教育市場の成長と
個々の企業の業績が比例しないのは、ライフサイクルでいうところの成熟期のセオリーです。
この淘汰の時代、英会話教室の生徒が集まらない時代の中で、勝ち残れるスクールになれるかどうかが問われています。
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