自己紹介
  • 自己紹介


    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
  • 最近の記事一覧

  • ブログカテゴリ一覧

  • 最近の記事一覧
    ブログカテゴリ一覧
    カレンダー
    2024年4月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
    アーカイブ
  • 月別アーカイブ

  • RSS
    [前日の記事] «
    [翌日の記事]  »
  • 関連サイト情報

  • 2021年9月20日9:06 PM
    強い学習塾・教育企業はバックオフィスが強い

     

     

    表題の件。結論としては、

     

    人事・総務・経理・財務・管理・システム・教務

     

    などのバックオフィス部門(間接部門)が強い会社は、

    企業としての成長力が結果的に高くなるということです。

     

    重要性が増してくるのは、企業規模として5億くらいからで、10億を超えたくらいからだと、

    露骨にその会社の成長性や安定性に直結してくる印象です。

     

     

    伝統的に学習塾業界、教育業界においては、「教務部」はバックオフィスとはいっても、

    教材選定や開発を行うので花形扱いになっています。

     

    一方で、その他の領域は現場の講師業務との兼務が多く、

    「間接部門のコスト」を嫌悪する経営者様が多い関係上、

    プロフェッショナルを育てるというよりも、業務を片手間でやる…というパターンが多い…。

     

    しかし、言うまでもなく今どきの学習塾企業においては、

     

    新規事業やM&Aを考えるなら財務戦略は重要。

     

    人材の採用や定着・育成を考えるなら最強の人事部が必要。

     

    デジタル化、オンライン化を進行していくなら、強いシステム部が必要。

     

    各拠点や部門の最低品質管理を行うなら、SVや管理課が必要。

     

    …といった具合に、本部機能、バックオフィス部門のプロ化を進めていくべきなのでしょう。

     

     

    昔の戦争論で言うところの、兵站線みたいな扱いなのですが、

    現代の経営においても強く当てはまると思います。

     

    もちろん、各機能において外部の超プロをコストをかければ外注できるので、

    そういった使い方も時にはありでしょう。

     

     

    いずれにしてもバックオフィス部門、本部機能は企業の成長力に直結すると感じる今日この頃です。