2021年9月20日9:06 PM
CATEGORY: 学習塾・スクールの経営論
表題の件。結論としては、
人事・総務・経理・財務・管理・システム・教務
などのバックオフィス部門(間接部門)が強い会社は、
企業としての成長力が結果的に高くなるということです。
重要性が増してくるのは、企業規模として5億くらいからで、10億を超えたくらいからだと、
露骨にその会社の成長性や安定性に直結してくる印象です。
伝統的に学習塾業界、教育業界においては、「教務部」はバックオフィスとはいっても、
教材選定や開発を行うので花形扱いになっています。
一方で、その他の領域は現場の講師業務との兼務が多く、
「間接部門のコスト」を嫌悪する経営者様が多い関係上、
プロフェッショナルを育てるというよりも、業務を片手間でやる…というパターンが多い…。
しかし、言うまでもなく今どきの学習塾企業においては、
新規事業やM&Aを考えるなら財務戦略は重要。
人材の採用や定着・育成を考えるなら最強の人事部が必要。
デジタル化、オンライン化を進行していくなら、強いシステム部が必要。
各拠点や部門の最低品質管理を行うなら、SVや管理課が必要。
…といった具合に、本部機能、バックオフィス部門のプロ化を進めていくべきなのでしょう。
昔の戦争論で言うところの、兵站線みたいな扱いなのですが、
現代の経営においても強く当てはまると思います。
もちろん、各機能において外部の超プロをコストをかければ外注できるので、
そういった使い方も時にはありでしょう。
いずれにしてもバックオフィス部門、本部機能は企業の成長力に直結すると感じる今日この頃です。
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