自己紹介
  • 自己紹介


    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
  • 最近の記事一覧

  • ブログカテゴリ一覧

  • 最近の記事一覧
    ブログカテゴリ一覧
    カレンダー
    2024年3月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
    アーカイブ
  • 月別アーカイブ

  • RSS
  • 関連サイト情報

  • 2018年12月20日2:39 PM
    コミュニケーションの 「量」だけではなく「質」の管理も

     

    学習塾や英会話教室などのこども向けの教育業経営において、

    「保護者とのコミュニケーション」は、満足度アップ・退室防止・客単価アップ・クチコミ紹介率アップなどに影響する非常に重要な要素であることは皆さんご存知かと思います。

     

    逆に言えばコミュニケーションの重要性を否定する教育業の経営者はいらっしゃらないと思います。

     

    しかし、複数拠点展開をしていく中で、

    このコミュニケーションを安定して経営に組み込むことは非常に難易度が高いことなのも事実です。

     

    これまでスクール・塾業界では行われていたのは、コミュニケーション「量(回数・頻度)」を数値化して、

    これを適正化するという動きでした。

     

    しかし、最近のスタッフのコミュニケーション力を考えると、例え「量」だけをルールにしても、

    そのコミュニケーションの中身=「質」が問題になり、逆効果になるケースが増えているように思います。

    (電話などでコミュニケーションを取ることがむしろ不信感になる)

     

    これは従来の教育業のコミュニケーションの管理が「量」のみになっており、「質」を管理できなかったことが原因です。

    コミュニケーションを「対面」「電話」という、会社として管理できない手法に依存していたのが原因といえるでしょう。

     

    これからの教育業経営においては、Comiruのようなコミュニケ―ションアプリシステムを利用して、保護者とのコミュニケーションの「質」までをも「見える化」することが重要になってきます。

     

    アプリシステムを使えば、コミュニケーション量は当然のことながら、伝える文章や内容も、後々チェックできます。

    (Comiruさんの場合、授業報告書の返信率が何%程度なら適正などのKPI化まで進んでいます)

     

    社員教育でコミュニケーション力を高めることも重要ですが、拠点展開をする企業の場合、

    確実に一定数以上は未熟な社員の担当教室が発生してしまいますので、

    上記のようなコミュニケーションの量と質の管理をする手法が求められる時代になってきました。

     

     

    2018年12月16日2:39 PM
    多拠点展開をしていく中での 「仕組み化できる」集客手法の構築

     

    近年の学習塾や教室業など教育業経営において、多拠点展開をしていく中で前提となるのが

     

    ①担当校長は必ずしも実力者を揃えられるわけではない

    ②商圏・立地によって集客などは大きく変化する

     

    この2点です。

     

    特に重要なのが①であり、それなりの実力者の教室長を維持し続けることができれば、彼らの実力でクチコミや紹介などで各教室が生徒を増やすことが可能ですが、現実にはむしろ「退室を増やしてしまう」「クチコミや紹介が広がっていくレベルにならない」教室長が少なからず就任することになってしまいます。

     

    これは企業の拠点展開スピードに問題があるというよりも、現在の世の中の一般社員の流動性の高さ、各々の仕事意識の低さ(仕事時間や自己研鑽などの努力)が原因です。

     

    近年の企業経営においては、少なくとも5拠点以上展開していれば、新規開校を止めていても、続けていても、いずれにしても人材を万全の体制を続けることは困難です。(何らかの理由で人の入れ替えは発生してしまう)

     

    つまり、現在の教育業経営においては永続的に実力のある担当者を据え置くことが難しいため、「属人的(人の力に依存する)」な評判形成・クチコミ紹介などの集客手法に依存していると、どうしても企業成長がストップしやすいのです。

    そのため事業拡大・拠点展開をしていく中で、重要になってくるのが

     

    「自社独自の戦略的&仕組み化された集客手法」

     

    を構築することになります。

    本部主導で、現場の校長の力量が低くとも、一定の集客を維持し続ける手法が必要なのです。

     

    2018年12月8日7:07 AM
    プログラミング教室業界にもポータルサイトが!

     

     

    スクール学習塾業界の検索ポータルサイトで最も有名で市場規模も大きいものは「塾ナビ」さんでしょう。

     

    検索結果としては常に上位になりますし、ぐるなびのようにランキングがあり、事業者側としても一定の反響数が獲得できますので、経営において重要なサイトになりつつあります。

     (…が、問題は資料請求1件あたりの法人側への課金という問題。さらには資料請求からのコンバージョン率の低さを考えると、今後の経営においては本当に活用を続けるべきなのかどうか検討する企業も増えてくると思われます)

     

     

    そんなスクール塾向けのポータルサイトですが、今後の急成長市場である「プログラミング教室」業界においても、いよいよポータルサイトが本格起動しています。

     

    コエテコ

    https://coeteco.jp/

     

     既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今年の年中から多くの地域で検索結果で上位表示をされています。

    こちらのサイト掲載順位を意識していくことがこれからのプログラミング教室経営においては大切でしょう。 

     

    また課金ベースも今後「体験ごと」で発生するそうですので、塾ナビと違って事業者側の負担は大きく軽減されると思います。

     

    私もコラム寄稿という形でコエテコさんの運営には参画していますので、引き続きコエテコさんの成長を見ていきたいと思います。

     

     

     

     

     

     

    2018年12月3日7:16 AM
    共働き世帯増加がスクール経営にもたらすもの

     

    昨年末から「共働き世帯の増加」とそれに伴うスクール・学習塾経営のリスク(特に小学生向け)をお伝えしておりますが、

    まだまだ実感がわかない方も多いようです。

     

    実際に、そもそも「送迎を必要としない」年齢や立地の顧客の場合は大きな問題にはなりません。
    (例:徒歩3分以内がメイン商圏、中学生が自転車で通える距離、治安が良い地域など)

     

    あくまで「送迎を必要とする顧客」の失客が問題になるわけです。

    「共働き世帯の増加」がスクール経営においてまず問題となって表れるのは、

     

    ◇新規のお客様からの反響数の減少
    ◇来校されたお客様の入会率の減少
    ◇退会の増加

     

    この3点です。

    つまり両親が共に働くことで、そもそもスクールへの送り迎えができない。
    スクールの内容は魅力的だけど、通わせることができないからあきらめる。
    こどもも自分もスクールには満足しているが、働き始めるため退会をしないといけない。

     

    こうした状況で入会が減少、退会が増加するわけです。

     

    また機会損失で考えれば、現在の自社の顧客のほとんどが「専業主婦」で「送り迎え」をしている層だとしたら、ある意味、比率としては圧倒的多数である「共働き世帯」の家庭を失客しているという見方もできます。

     

    自社のスクールの入会・退会の数値が悪くなってきた。

     

    この現象が見えてきた場合は、現場の販促や営業のチェックも大切ですが、そもそもの共働き世帯対応への遅れを見極めることも大切です。

     

     

    2018年8月16日9:09 AM
    学習塾・教育企業向け「事業再編」戦略セミナー開催決定!

     

    先日、こちらのブログでお伝えさせていただいた、

     

    教育業界企業向けの「事業再編」戦略に関するセミナーの開催が決定しました。

     

    学習塾業界におけるM&A、

    後継者への事業承継、

    社員や部下への教室の譲渡、

    拡大・成長展開のためのカーブアウト型M&Aなど、

    これからの教育業界おいて必要不可欠な、事業再編についてのポイントをお伝えさせていただきます。

     

     

    教育業界向け 事業再編戦略セミナー

     

    http://www.funaisoken.co.jp/seminar/035368.html#_ga=2.211782869.1100959082.1534377530-1656553965.1511937633

     

    9月13日(木) 東京会場 13:00~

     

    セミナーご案内のダウンロードはこちらから

    http://www.funaisoken.co.jp/file/pdf_seminar_035368_01.pdf

     

     

    img_seminar_035368_01