自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2012年10月16日11:12 PM
    論語と算盤
    CATEGORY: ビジネス全般

     

     

     

    アメリカの視察ツアーの中で、最も頭を離れなかったキーワードは実は

     

    「論語と算盤」

     

    でした。渋沢栄一の著書であり言葉ですね。

     

     

    要するに理念やモラル(論語)と経営的合理性・効率性(算盤)、どちらも大切ということなのですが。

     

    また諸説ありますが、二宮尊徳も近いニュアンスの話をしています。

     

     

     

     

    もちろん、アメリカのグレートカンパニーの話で、「ロンゴトソロバン」なんて話が出てきたわけではなく、ミッションステートメントを掲げ、社会貢献と利益をバランスよく追求している企業の視察のあと、弊社のコンサルタント片山が帰りのバスの中で、

     

    「利益と社会貢献がどちらも大切だということは、実は日本人は100年以上前から言っていた」

     

    ということで、渋沢栄一の話を出したわけです。

     

     

     

     

    しかし、実際に今の日本において、上記の偉大なる先人が残した言葉を深く理解いている人がどれだけいるのでしょうか?

     

    アメリカ的資本主義・合理主義に影響された(と我々は思っている)経営手法を駆使して、上記のような発想が薄れているのが現実ではないでしょうか。

     

    その一方でアメリカのグレートカンパニーは、逆に我々の先人の言葉をそのまま具現化したような経営手法を展開している。

    上場したのに「我々は利益のみを追求しないかもしれないよ」なんて人を食ったメッセージを発信するなんて、日本では考えられません(笑)

     

     

     

     

    この逆転現象をどう考えるべきなのでしょうか?

     

    アメリカのグレートカンパニーから学ぶべき点が多いのも事実なのですが、

    今一度、我々は「過去の日本の偉人」たちから学ぶ必要もあるように思いました。

     

     

    海外に出ることで、改めて日本を客観的に見ることができる。

     

    と色々な人から聞いていましたが、本当にそうだと思います。

     

     

     

    アメリカのグレートカンパニーに学びつつ、

    日本の先人に学ぶ、このスタンスが大切なようにも思います。

     

     

     

     

     

    2012年10月15日8:20 PM
    内発的動機付けの重要性
    CATEGORY: ビジネス全般

     

     

     

    アメリカ視察ツアーが終わりました。

     

    多くの参加者の方が感じた印象が、

     

    「アメリカのトップレベルの会社は、今まで我々が持っていた『ザ・アメリカ企業』的な価値観とは全く違う価値観で仕事をしている」

     

    ということだったと思います。

     

     

     

    アメリカ企業といえば、株主重視、数字重視、成果主義、合理主義が典型的なパターンだと思われていましたが、アメリカのグレートカンパニーは全く違うベクトルで動いているんですよね。

     

     

    会社の理念・ミッション(使命)ステートメントで社員や顧客と共感しているため、

    社員自身は内発的動機付けによって仕事をしている、その結果ホワイトカラーがハイパフォーマンスを実現しているといえます。

     

    アメとムチ、目標数字の押し付けと成果報酬というモチベーション2.0ではなく、

    モチベーション3.0の内発的動機付けが圧倒的にイノベーションに寄与している印象でした。

     

     

     

    確実に時代は変わり、人の働き方は変わっているように思います。

     

     

    確かにスクール・教育業においても、

    今業績が好調なのは、過剰に数字で追い込む会社ではなく、内発的動機付けによって社員を楽しく仕事してもらう会社です。

    中途半端に数字で追い込むタイプの会社においては、業績は上がりにくい印象。

     

     

     

    我々スクール業界においても、ある一定の役職者はホワイトカラーである自覚を持ち、

    内発的動機付けが行われる環境づくりに真剣にならなければいけないかもしれませんね。

     

     

     

     

     

    2012年10月12日11:48 PM
    アメリカ視察終了!

     

     

    本日、アメリカ視察ツアーの視察部分が終了しました。

    あとは飛行機に乗って帰るだけです。

     

    本日はディズニーのバックヤードに入ったりしていましたが、

    しっかりかっちり企業していますね。

    東京ディズニーは独自進化で夢企業になったのだと実感。

     

     

     

     

    今回は直接自分の業界に関わる企業を視察したわけではありませんでしたが、

    それでも

     

     

    メチャクチャ勉強になった

     

     

    というのが正直な感想です。

     

    もし来てなかったら・・・と思うとちょっと恐いくらいに。

     

     

    それくらいアメリカのグレートカンパニーが昔の日本的な仕事っぷりを発揮している様は刺激的でしたし、世の中の劇的な流れの変化も感じました。

     

     

     

    弊社のロス駐在員の方がおっしゃっていたように、

     

    「今のアメリカのトップ企業は、昔の日本が元気だった頃のような仕事のしかたをしている」

     

    確かにそのとおりだと思いました。

     

     

    24時間働けますか?が当時の日本のキャッチでありましたが、

    シリコンバレーの彼らもまた、モバイル端末を使い、24時間楽しく仕事とつながっています。

     

     

    その他、経営コンサルタントとして感じたことは、

     

    ミッションステートメント(使命感)経営の重要性

    共感型の会社・ビジネスモデルづくり

    クラウド活用による組織改革

     

    などは既に日本で成功している手法の裏づけが取れました。

     

     

    パソコン教室コンサルタントととしては、

    今後のPC→モバイル端末、クラウド化の進行の早さ、

    小売とネットの融合なども実感。

     

     

    キッズ教育分野の経営コンサルタントととしては

    アメリカンガールから、エデュテイメントと高所得者向けの教育提案のあり方と学びました。

     

     

     

     

    詳しくはSBレポートなどでまとめてアップしたいと思いますが、刺激にあふれた数日間でありました。

     

     

     

     

    2012年10月10日3:08 PM
    アメリカ視察ツアー2日目・3日目
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

     

    アメリカ視察ツアー2日、3日が終了しました。

     

     

    ここまではサンフランシスコに滞在し、

    シリコンバレーの様々な企業をめぐりセミナーを聞いてきました。

     

    グーグル、

    インテル、

    マリオット、

    オートデスク、

    シスコシステムズ、

    セールスフォースドットコム

    といった名前で、いかにも「俺たち世界を動かしているよ」的な感じでした。

     

     

     

    中でもグーグルなんかはベンチャースピリットを忘れないための会社の雰囲気作りがすごいのですが、まあこのあたりは他のコンサルタントの方々が熱く語っておられるようなので、天邪鬼な私としては割愛したいと思います(笑)

    ソニーの凋落との差がなんかわかったような気がします・・・。

     

     

     

     

    シリコンバレー企業の「働きがい」のベースにあるのは、

    潤沢な資金があるという前提と研究者のモチベーションアップに重点が置かれているため、

    そのままサービス業には落ちない内容が多いのが現実なのですが、

    「クリエイティブな発想を維持する」ためには、経営陣がどんな環境にいるべきなのかは、わかったような気がします。

     

     

     

    あと、いずれの企業においても共通するのは、

    一般にアメリカの企業のイメージである

     

    「利益絶対主義」「株主絶対主義」

     

    のような守銭奴のイメージではなく、むしろ経営理念をしっかりもち、社会への貢献性を強く掲げて、それを頑ななまでに実行していることですね。

    これには驚かれた経営者様も多かったようです。

     

     

    ぶれない理念があるからこそ、時には効率性や合理性を超えた取り組みを行い、

    その結果、圧倒的な一番商品などが生まれる。

     

    このベーシックは中小企業においても大企業においても、業種問わないと思いました。

     

     

     

     

    明日からはロサンゼルスです。

    IT系から離れてパタゴニアやディズニーなどに行ってきます。

    (ディズニーは別にネズミと遊びに行くわけではなく研修を受けにいくのです)

     

     

    朝の集合時間は4:45とな・・・。

    体力が求められる視察ツアーであることは間違いありません。

     

     

     

     

     

     

    2012年10月8日7:52 PM
    アメリカ視察ツアー1日目
    CATEGORY: ビジネス全般

     

     

    本日はアメリカ視察ツアー1日目。

    サンフランシスコに来ています。

     

     

    今回の視察はアメリカの「Great Place to Work」(日本語訳すると「働きがいのある会社」)にランキング入りしている企業様を視察するという主旨です。

     

    このランキングは従業員にアンケート調査をとって、評価されるというシステムですので、

    文字どおり「従業員の働きがいのある会社」は高評価になるということです。

     

     

    アンケート項目は単なる福利厚生などの内容ではなく、

    「仕事に充実感を感じるか」などの項目が入っているため、

    単に利益が出ているから、給与が高いからといった理由でランキング上位に入るってことでもありません。

     

     

    この「働きがいのある会社」の上位企業が、業績も好調であるという事実に目をつけたのがこの視察ツアーということです。

     

     

     

    本日はアメリカ到着後、ダーデンレストラン社(レストラン名:レッドロブスター)とREI社(アウトドア用品の販売)に行ってきました。

     

     

    色々書くと長くなるので、詳細はSBレポートに書きますが、

     

    ダーデンレストランにおいては、大学生やマイノリティ民族の雇用・活用のコツについて、

    またREIにおいては同趣味の社員が集まることの強さや顧客を巻き込む仕組みづくりに経営のヒントをもらえました。

     

     

    明日(というか今日)は、ランキング1位のグーグルに行ってきます。楽しみです。