自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2021年4月28日12:55 PM
    リモート教育におけるハイブリット授業の限界

     

    新型コロナウイルスの感染拡大第四波、

    さらに変異株の感染力の問題をみていると、あと最低でも1年はコロナ対策が必要だと感じています。

     

    具体的には学習塾、英会話などでのオンライン・リモート授業ですね。

     

     

    船井総研という会社も、「経営研究会」という形で、ある意味経営者様向けの学習塾・スクール業をしていますので、

    オンライン・リモート対応は当然昨年から取り入れていますし、

    2021年3~4月は「リモート・リアルのハイブリット」の講座スタイルにチャレンジしています。

     

     

    以下、それらの運営を通して実感した感覚を共有したいと思います。おそらく学習塾においても同様かと思います。

     

    ◆既存顧客(現在の生徒)のニーズや意向を聞いてしまうと、「過去のリアル」に引っ張られるため、改革が難しく新規ニーズ獲得のチャンスを逃す可能性がある

     

    ◆既存顧客のニーズは各々の価値観がバラバラすぎて、企業が全対応するのは無理筋

     

    ◆既存顧客の声も、基本的に「気まぐれ」。 「リアル授業が絶対にいい!」と叫んでいた家庭が、普通に「リアル開催」をしてもリモート受講を続けていたりする

     

    ◆基本的に「オンライン・リアル」のハイブリット開催は難しい

     =ほとんどの場合、リアルに重きを置くことになり、同時の「オンライン・リモートのクオリティ」が下がる

     

    ◆ハイブリット開催はオペレーション難易度が高く、スタッフの人員やコストが倍増する

     

    ◆「リアル」の価値はやはりある。ただ、従来のやり方のみにこだわったり、「リアルORオンライン」のORの発想にこだわる必要はない

     

     

    …というところかと思います。

     

    おそらく既存の顧客向けに「リアルをいかにオンライン化するか」を追求するよりも、

    シンプルに「オンラインでどうやって価値を出すのか」にシンプルに振り切った方が、

    トータルではプラスになりそうな印象です。

     

     

    ハイブリット難しい問題。

    これ、おそらく今後公教育でも話題になるでしょうね。

     

    休みの生徒のために、リアルタイム動画を見せるよりも、その授業内容の映像授業を専用でとりおきするのがよほど楽だと思います。