自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年11月20日10:03 PM
    最も厄介な敵は
    CATEGORY: 日々雑感

    何のことわざだったか格言だったかは忘れましたが、

     

    「最強の敵は、優秀な敵ではななく、無能な味方」

     

    といった言葉があったと思います。

     

    また別のニュアンスで

     

    「無能な味方よりも有能な敵の方が役立つことが多い」

     

    という言葉もありました。

     

    このことわざを端的に表す寓話として、おじいさんとクマの話を読んだことがあります。

     

    むかしむかしあるところに、おじいさんと大きなクマが仲良く暮らしていました。

    クマはおじいさんのことが大好きでした。

    あるときおじいさんが昼寝をしているとき、ハチが家の中に入ってきたからさあ大変!

     

    ハチはおじいさんの頭の上にとまっています。

    クマは大切なおじいさんがハチに刺されては大変と考え、ハチを追い払うために

    外においてあった巨大な石をハチにむかってなげつけました!!!!!

     

    …と、まあこんな話です。

    クマ=無能な味方ってわけですね。

     

    悪気がない分、かえってタチが悪いということもいえます。

    味方なので期待してしまっている分、落胆も大きい…。

     

    それに比べると、たとえ敵だったとしても、優秀な敵であれば、

    よい緊張感が生まれますし、また相手から学べることも多い。

    そういった意味で上記のような格言があるのでしょう。

     

    ビジネスの世界では、まさにこの格言はドンピシャで当てはまることが多い…。

    だからこそ、無能な味方をなるべく生まないようにしなければいけませんし、

    また、スタッフ側としても味方に迷惑をかけないような努力が必要になるわけです。

     

    2007年11月19日10:00 PM
    スクール経営と利益
    CATEGORY: 日々雑感

    スクール業界においては、

     

    「お客様からの評判がとてもいい」

     

    「勤務態度も特に問題はない」

     

    こんな非常に真面目なスタッフがいることは珍しくありません。

    学級委員長みたいな感じといったらいいでしょうか。

     

    しかし、こういった品行方正スタッフが

    「お客様に商品提案をしたり」

    「売上を追ったり」

    「利益を上げたり」

    することに拒否反応を示すことも珍しくありません(‘A`)

     

    なんだか妙に正義感が強くて

     

    「お客様からお金をまきあげるなんてトンでもない!!( ゚Д゚)」

     

    「会社の金儲け主義に協力はできません( ゚Д゚)」

     

    みたいな発言をかましてくれるわけです。

     

    非常に素行に問題はないのですが、会社としての経営方針に否定的…。

    ハッキリ言ってしまえば、こういった場合、このスタッフさんの発想は大間違いです。

     

    資本主義のフィールドで企業活動を営んでいる以上、安定した利益を上げ続けるのは必要不可欠。

    利益があることで設備投資が可能になり、お客様に対してより充実したサービス提供が可能になる。

    …というか、利益が出なければ企業は倒産するしかありませんし、給料を出すこともできない。

     

    企業として活動をする以上、サービスを提供しお客様から対価を頂き、

    利益を上げることは決して悪でもなんでもなく、「善」なのです。

    (法人が税金を納めなければ社会的コスト以外の何物でもない)

     

    そんなに「お金」が嫌いならばボランティアスタッフになるべきなのです。

    給料もらうためにスクールで働いている行動そのものが矛盾しています。

     

    非情に聞こえるかもしれませんが、

    スクール経営においては上記のような「いいヒト」が、

    実は経営の癌になったりすることを忘れてはいけないのです。

     

    こんなこと書いていると、私が守銭奴か鬼のように感じられるかもしれませんが、

    資本主義と企業の構造を知って入れば当然の発想だとおわかりいただけると思います。

     

    2007年11月18日10:19 PM
    ANAの粋な計らい
    CATEGORY: 日々雑感

    中日ドラゴンズの日本一、いやアジア一のパレードも終わったわけですが、

    ちょっと時間をさかのぼって「心に残ったエピソード」をお伝えしたいと思います。

     

    時は日本シリーズ札幌決戦(対日ハム)の直前。

     

    中日ドラゴンズの選手陣は中部国際空港(セントレア)から、

    札幌千歳空港へANAの飛行機でのフライトでした。

    その時、ANAの様々な粋な計らいがあったそうです。

     

    1.搭乗口には「がんばれ!中日ドラゴンズ」のパネルが掲げられていた

     

    2.離陸するときは滑走路横のスペースに整備スタッフが勢ぞろいし、

    ユニホームを着たりドラゴンズの法被を着たりした人たちが手を振って飛行機を見送ってくれた

     

    3.着陸直前には「皆様の日本シリーズでのご活躍をお祈り申し上げます」の機内アナウンスがあった

     

    このエピソードを聞いた時、猛烈にANAへの好感度が上がりました(笑)

     

    全く私にとってなんのサービスにもなってないのですが、

    中日ファンの心になんだか温かなものをくれたというか…(笑)

     

    普通の接客の枠を超えた粋な計らいってやつですよね。

     

    そもそも優勝セールってやつも、「安く買える!」うれしさよりも、

    中日の優勝を同士として祝ってくれる企業がいてくれてうれしい!みたいな気持ちが強いのも事実。

    「私が好きなものをあなたも好きなんですね!」みたいな共感の喜びなんですよね~。

     

    ちなみに余談ですが新幹線でも時々気の利いたアナウンスをされる方がいます。

     

    静岡を通っている時に

    「本日は右手に富士山がはっきりと見えます。ご覧下さいませ」

    とか

    「●●平野の景色をお楽しみくださいませ」

    とか。

     

    そんな臨機応変のステキサービスをできる企業づくりができたらいいですね。

     

    2007年11月17日11:09 PM
    スクール経営と年末年始

    いよいよ年末です!

     

    私のような皮下脂肪という天然防寒着を持っている人間にとっては、

    冬や年末年始は快適この上ないわけですが、

    スクール経営にとっては最も厳しい季節だといえます。

     

    …というのも、まず年末になると新規集客が落ち込みます(;´Д`)ノ

     

    寒い中わざわざアクティブになって、何か習い事を始めようとなる人はレアですし、

    また1年の区切りという何かを始めるにあたってのこの上ないビッグイベントがあるわけですから、

    何かを始めるなら「来年から始めよう!」になってしまうわけです。

     

    また、月謝会員制の場合、退会者が増える(;´Д`)ノ

     

    そもそも冬は外に出るのが億劫になって、欠席→そのまま長期休暇→退会という流れが生まれやすい。

    さらに厄介なことに年末年始のイベントによって必然的に長期休みが生まれてしまうため、

    スクールの来校頻度にブランクが生まれてしまい、それがきっかけで退会になることが多いのです。

     

    このようなスクール経営にとってのダブルパンチな季節がいよいよ訪れます。

     

    何も考えずに座して待っていては業績が悪化することは確実なのです。

     

    私のお付き合い先では色々な上記のような問題点への対策をしています。

    例をあげると、

     

    ・年末年始にからんだ集客商品を用意する(年賀状、クリスマス、忘年会関連など)

     

    ・新規集客をフォローするために紹介キャンペーンを投入

     

    ・年末年始の来校頻度に長期休みを入れないよう、新年の前半にイベントを用意して来校を促す

     

    ・年末の最終来校日に新年のレッスン予約を徹底する

     

    ・年賀状DMではなく新年第1週営業日にDMを送り来校を促す

     

    などなど、書いていったらキリがありません(笑)

     

    いずれにせよ、季節に合わせてスクール経営環境は様々に変化しますので、

    それに上手に対応できるような施策を用意しておかなければならないのです。

     

    2007年11月16日9:01 AM
    相手を思いやる気持ち
    CATEGORY: 日々雑感

    ビジネス人として成長していく上で必要不可欠なのが、

     

    「相手の気持ちを考える(思いやる)」

     

    こと。

     

    この発想を柔軟にできれば、周囲の人間と円滑に業務ができる上に、

    ハイタッチな接客はもちろん、対消費者=マーケティング力にも活かされます。

     

    しかし、ビジネスの世界にでてきて経験が浅いと、

    根本的にこの「相手のことを思いやる」ことができないことが多い。

    相手の機嫌を気にしたりといった、浅いレベルの配慮はできても、

    よりビジネス的な「相手の立場」「相手の行動」に対する配慮ができないといった感じです。

     

    「まず自分のこと」のクセが抜けきれていない感じなんですよね~。

     

    よくあるケースとしては、

     

    異動して着任1ヶ月くらいの新しい上司に対して

    「こうあるべきだ!」「前任者はこうでした!」

    とか自分たちの理想像を期待しておしつけてしまったり。

    (慣れていない相手のことを考えれば、別の態度ができるはず)

     

    印刷会社さんなどに無茶なスケジュールを押し付けて、

    結果、出来が悪かった時にクレームをつけたり。

    (相手の制作スケジュールを考えればどの程度まで出来るのかわかるはず)

     

    日報を送れといったら、

    自分が仕事を終わった時間だからといって朝方メールを送ってきたり(笑)

    (上司の行動パターンを考えれば適切な時間に送れるはず)

     

    周囲がしらけているのに自分の妄想のような意見演説を続けたり。

    (空気読めばすぐにきりあげられるはず)

     

    忙しい社長さんに対して「今日中にこの打ち合わせをしないといけないんです!」とか、

    無理な時間の拘束をお願いしたり。

    (社長の忙しさを想像すれば、それが無理なことくらいわかるはず)

     

    相手の感情=機嫌を想像して、配慮することは人間としての基本常識。

    しかし、ビジネスパーソンは、「相手の立場」「相手の行動パターン」を想像して配慮することが必要なのです。