自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年12月5日8:59 PM
    副業と支業
    CATEGORY: ビジネス全般

    私の場合、全社会議の日、同僚から色々な業界の事例を聞くことができます。

     

    これが非常に勉強になるわけですが、

    今月印象に残ったネタは、飲食業界の「副業」と「支業」の発想。

     

    本業で1本売上の柱となっている事業があるとき、

    その事業が不測の事態で売上が低迷した時のため、

    新規事業で別の売上の柱を立てようとする際の事業を「副業(別事業)」と表現。

     

    狂牛病問題や鳥インフルエンザの時に、

    焼き鳥屋や焼肉屋がうどん屋チェーンを始めるような形ですな。

     

    しかし、一方で本業のコスト削減や本業への相乗効果を目指し、

    別事業の展開を行うときの事業を「支業」と表現するそうな。

     

    例として上がっていたのは焼肉屋の事例でした。

    なんでもオーストラリア産の牛肉は一頭買いが原則。

     

    特定の部位しか利用しない焼肉店の場合は、不必要な部位が廃材として扱われるそうです。

    そこで本来使えない廃材となってしまう部位の肉を使って、

    定食屋などの業態をオープンし、その肉を有効活用する。

    この定食屋は仕入れコストは別事業で「捨てられるはず」だったものなので、新たな仕入れコストはゼロ。

    そのため高利益率を確保できる。

    さらに本業にとっても、牛の一頭買いを積極的に進めても、全身有効活用できるため、

    大量に買い付けして規模の論理でコスト削減ができると…。

     

    そういえばこのパターンで、生鮮食品をあつかっているスーパーの横に定食屋があって、

    そこの食材はスーパーで売れ残った賞味期限ギリギリのものを使っているってのがありました。

    生鮮食品としては売れ残っても調理すればノープロブレム!ってものも多いですもんね。

     

    「もったいない」という道徳的観点からすれば、非常にこのモデルは誉められるものなのかと思います。

    (そう考えると売れ残ったお餅を再利用して、せんべいに使うことは、ほめられこそすれ、非難されることではないのでは…?)

     

    本来無駄になってしまう企業の「資源」を別の形で利益を取れる形へと変える…。

    スクールなどでは講師の空き時間を、別の事業で活用するなどの形でしょうか(極端な例ですが)。

     

    いろいろな形で応用ができそうな「支業」の発想。

     

    「もったいない」をビジネスに活かすと案外なんかチャンスが眠っているかも。

    どうせ新規事業を始めるのならば、このような有効な形が望ましいのかもしれませんね。

     

    2007年12月4日11:09 PM
    やさしさは時として欠点に
    CATEGORY: ビジネス全般

    いろいろな定義はあるでしょうが、

     

    「やさしい」

     

    人間であることは人間として生活していく上で美徳といえます。

     

    しかし、「やさしさ」にもいろいろな形があり、

    本当に相手にとって「優しく」あるために、時として厳しい態度をとることがあるのも事実。

    (親子の関係なんてそうですよね)

     

    さらに、経営の世界では、より複雑になっていきます。それは

     

    経営幹部の「やさしさ」

     

    が経営においては、大きな欠点になることも多いということなのです。

     

    部下の気持ちを思いやる、お客様のことを思いやる、

    いろいろなやさしさの形があるわけですが、

    こと経営の世界においては、「ひとりへのやさしさ」が組織全体の不幸を招くようなことも多いのです。

     

    ひとりの家庭の事情や感情にあわせて、その甘えを許すことで、

    組織全体に不公平感が生まれる…、組織の規律が崩れていくetc…。

     

    ひとりにやさしくすることで、他の多くの人間に対して、さらには自分に対してやさしくなくなってしまう、

    そんな状況が多く生まれるのです。

     

    そういう意味では経営という世界では、

    やさしさと温かさ、厳しさと冷たさを絶妙なバランスで使い分ける必要があるということなのです。

     

    そんなことを考えた今日この頃でした。

     

    2007年12月3日11:46 PM
    自分の成長の軌跡
    CATEGORY: 日々雑感

    年末ということで、私自身の会社も組織変更などでいろいろ忙しいです。

     

    また「今年1年」の成果がハッキリし、

    来年に向かっての目標を立てるため、否が応でも「自分の成長」について振り返るきっかけになります。

     

    しみじみと自分のここまでの軌跡を振り返ってみると、

    当たり前ですが”順風満帆”とはいかなかったなぁと…。

     

    スマートに成長を繰り返して「若きエース!」と騒がれるような存在ではなく、

    私はどちらかというと「好調と低迷を繰り返す微妙な先発」くらいの成長ステップでした(笑)

     

    ちなみに中日のピッチャーでいうと朝倉投手がすごく自分にダブるわけで、だから大好きなのです。

    (朝倉投手はデビュー3年目で11勝を上げ、期待されたものの、

    そこから3年は泣かず飛ばずで先発降格&トレード要員かとも騒がれた。

    しかし、2006年以降シュートを習得し劇的に先発の柱として活躍し始めた。)

     

    世の中をなめていて、斜に構えていた学生時代。

    怒られ・怯え・励まされを繰り返していた新人時代。

    小成功・増長・油断・挫折・停滞を味わったテイクオフ期。

    そして今に至ると…。

     

    おかげさまで「若い割には落ち着いている」といわれますけど、

    その分、圧縮付加はかかってましたし、いろいろな壁にぶつかっては落ち込みを繰り返していました(笑)

     

    こうして振り返ってみると、本当に自分のここまでの成長にとって、

    「なくてはならない人」がたくさんいらっしゃり、

    「周囲に支えられてここまで来た」ことも実感します。

     

    本当に感謝感謝ですね。

     

    これからも色々な壁にぶつかって悩むことは事実でしょうが、

     

    自分を支えてくれる仲間達、

    適切に自分を導いてくれる上司、

    そして私に期待&信頼してくださっているお付き合い先の皆様

     

    こんな恵まれた環境であれば、なんとか頑張っていけるのではないかなと思う今日この頃でした。

     

    よくお付き合い先の若手の子達と自分の昔話の話していると、

     

    「イヌヅカさんでもそんな悩まれていたことあるんですね(゚∀゚)」

     

    と驚かれることがありますが、

     

    当たり前です。

     

    むしろ、元がひねくれていたので、

    悩み&感謝エピソードは豊富です(笑)

     

    2007年12月2日10:21 PM
    ”安売り”がスクール経営にもたらすもの
    CATEGORY: 日々雑感

    先日、お付き合い先の経営者の方からこんなお電話をいただきました。

     

    「いっそのこと講座の価格を下げて差別化をして、

     

    客数を一気に増やして売上をたてるのはどう思います?(゚∀゚)」

     

    小売業や飲食業で安売りによって成功している企業があるのも事実。

    非常にロジックとしては正しい発想です。

    業界が一時的に厳しく、客層が減っている状況で、

     

    売上 = 客数 × 客単価

     

    の公式から考えて、客単価を多少下げても、一気に客数を増やすことができれば!

    という考え方ですね。

     

    ロジックは正しいものの、私は即答で、

     

    「スクール経営に安売り発想は厳禁です」

     

    とお答えさせていただきました。

     

    ちなみに小売業にとって決して安売りは悪ではありません。

    時としてマクドナルドのように成長の原動力になることもあるでしょう。

    また、専門学校などの「必要不可欠な」分野においては、

    低所得者への門戸を広げる意味でも低価格の学校の存在は社会的にも必要です。

     

    しかし、サービス業、特に必需ではない分野のスクールについては、

    安売りは「多くの弊害をもたらす可能性が高い」のです。

     

    ・安売りによって「客数」が増える、それに伴って企業側の「スタッフ・講師数」を増やさなければならない。

     講師やスタッフの採用や教育、サービスクオリティの維持は非常に困難になる。

     この運営側の人不足、技量不足があとあと「悪い口コミ」に化ける可能性が高い

     (サービス業は小売業のように工場での大量生産→販売といった簡単なものではない)

     

    ・客数が増えることによって、設備や空間スペースをそれだけ多めに準備しなければならない。

     

     

    ・以上より、客数が増えることで「人件費」「採用費」「研修費」「家賃」「管理コスト」が増える。

     

    ・安売りによる大衆化が、客層の劣化を招き「客層も商品」であるスクールの商品価値を下げる

     

    ・安売りによって「モンスターカスタマー」が発生しやすくなり、

     スタッフのクレーム対応への精神的ストレスが増加する

     

    ・安売りで差別化した企業は「より安い」企業が出てきた時に特長がなくなってしまう

     

    ざっとあげただけでも上記のようにいろいろな弊害が考えられるのです。

     

    小売業や飲食業などでは効果的な手法が、

    ことスクールビジネスになると全く通用しないことがある。

    そんなよいサンプルだと言えるかもしれません。

     

    2007年12月1日10:00 PM
    師走雑感
    CATEGORY: 日々雑感

    12月(上旬)雑感です。

     

    気がつけばもう12月です。

    今年は秋がなかったような気が…。みなさまは紅葉を楽しみましたか?

    秋といえば”さんま”なわけですが、今年は美味しいさんまを楽しんだおぼえがありません。

    冬の味覚のカニでリベンジしたいと思います。

     

    年末年始というと日々自分の仕事に忙殺されて、

    自分のことをふりかえる暇もないビジネスパーソンにとって、

    数少ない「自分の1年間の成長について」ふりかえりやすい時期であります。

    この機会にぜひ「1年前の自分と今の自分」を比べてみてください。

    一生懸命な人ならばけっこう「いろいろなことが変わったなあ」と感じられることが多いはずです。

     

    なんか最近政治の方の世界でいろいろと不正発覚が多いようですが、

    これはなんの影響なんでしょうかねぇ。

    民主党の影響力かそれとも情報流出が盛んになっているのか…。

     

    お正月が近づいてくるにつれて、すごく気になるのが、

    「お伊勢参り」と関連しての赤福復活の日です。お正月に間に合うのでしょうか?

    早く復活してほしいものです。

    (私はお伊勢さんには行かず、熱田さんですけどね)

    そもそも赤福を食って食中毒をおこした人って聞いたことないのですけど。

     

    携帯電話がミニパソコン化しています。

    100%間違いなく企業としては活用しないといけないのに、

    中小企業の経営者さまは忙しいので携帯をいじっている暇がない(笑)

    このギャップをうめなければいけません。

    せめてモバゲーとかをはじめる必要はあるかもです。

    (私は携帯国取り合戦をやっていますが…)

     

    星野ジャパンを心の底から応援できない自分がいます…。

    なぜなのでしょう?星野監督からお金に臭いがしすぎるからか?

    それとも小笠原や福留不在で小粒なイメージが強いからか?

     

    福田首相の支持率が急降下気味だとのことで…。

    あの「何もしていない」感と、昔の自民党主義、

    さらにはメッセージ性のなさが原因なんでしょうね。

    小泉さん以後、政治って大きく変わってしまったなあ…。

     

    とりあえず、こんなことを考えてました