2007年12月4日11:09 PM
CATEGORY: ビジネス全般
いろいろな定義はあるでしょうが、
「やさしい」
人間であることは人間として生活していく上で美徳といえます。
しかし、「やさしさ」にもいろいろな形があり、
本当に相手にとって「優しく」あるために、時として厳しい態度をとることがあるのも事実。
(親子の関係なんてそうですよね)
さらに、経営の世界では、より複雑になっていきます。それは
経営幹部の「やさしさ」
が経営においては、大きな欠点になることも多いということなのです。
部下の気持ちを思いやる、お客様のことを思いやる、
いろいろなやさしさの形があるわけですが、
こと経営の世界においては、「ひとりへのやさしさ」が組織全体の不幸を招くようなことも多いのです。
ひとりの家庭の事情や感情にあわせて、その甘えを許すことで、
組織全体に不公平感が生まれる…、組織の規律が崩れていくetc…。
ひとりにやさしくすることで、他の多くの人間に対して、さらには自分に対してやさしくなくなってしまう、
そんな状況が多く生まれるのです。
そういう意味では経営という世界では、
やさしさと温かさ、厳しさと冷たさを絶妙なバランスで使い分ける必要があるということなのです。
そんなことを考えた今日この頃でした。
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