自己紹介
  • 自己紹介


    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
  • 最近の記事一覧

  • ブログカテゴリ一覧

  • 最近の記事一覧
    ブログカテゴリ一覧
    カレンダー
    2024年5月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    アーカイブ
  • 月別アーカイブ

  • RSS
  • 関連サイト情報

  • 2014年3月31日10:22 AM
    ベネッセコーポレーションが新体制に
    CATEGORY: NEWS雑感

    教育業界に関するニュースとして大きいのは、

     

    代表取締役会長兼、社長に原田氏が就任されるということでしょうか。

     

    6月に正式決定だそうですが。

     

    私としてはマクドナルドの再生を果たした原田氏の手腕はすばらしいと思いますし、

    書籍で書かれている内容についても、妥当性の高い内容が多いと思っています。

     

    ただ、いざベネッセコーポレーションに入ってどうなるか・・・というと手放しで大丈夫だ!とは思えません。

     

    少なくともマクドナルドの再生局面においては、「基本の徹底」が必要な時期であり、それで業績を上げることができたのも事実です。

    ただ、今の日本のような市場縮小化の社会の中で、次の一手をどうするのか?という未来戦略までは原田氏は打ち出すことがありませんでした。

     

    現実に、いまベネッセコーポレーションが直面している課題というのは、こどもちゃれんじや進研ゼミに関して言えば、まさにこの市場縮小局面であって、これをなんとかするのは並大抵の努力では難しいのです。

     

    しかし、現状のベネッセコーポレーションの内部事情が、市場云々ではなく、様々な「当たり前」の不徹底が原因での苦戦であれば、劇的に業績は回復する可能性があると思います。

     

    つまりは、今回の人事がどうなるかというのは原田氏が解決しようとするテーマ次第かなと思うわけです。

     

    元々、子供向け通信教育という市場自体が、商品力で考えれば生授業と比較して、圧倒的に弱いのも事実。これからこの業界勢力図が変化するほどのインパクトが生まれるのか、それとも・・・

     

    個人的には原田さんは大好きなのですが、見守りたいところですね。

     

    2014年3月27日9:23 AM
    なんでも教材導入すればいいってものじゃない
    CATEGORY: 日々雑感

    多くの一般消費者の方が感じていることだと思うのですが、

     

    「最近の学習塾って何か色々とわけのわかんない教育商材導入してない?」

     

    という現実があります。

     

    企業側の都合としては、低年齢のうちから教育効果のある教材を取り入れて、将来の塾生の学力の基礎を育てておきたい&見込み客として確保しておきたいという思惑があるわけです。

     

    コレ自体は決して、消費者にとっては嫌な問題ではなく、早期に学力の基礎が高められれば、それはベストだといえます。

     

    ただ、現状の学習塾業界において一部の企業で大きな問題になるのは、

     

    「その教材って本当に良いモノだと確信持ってないですよね?」

     

    という商材を導入して、販売しているという事実です。

     

    正味の話、教育効果の是非というのは短期で分かるものではありません。

     

    だから、ここでどの商材が○で×とかをココで断罪する気はないし、私にその権利はありません。

     

    でも、「その企業の社員が自分の子どもを習わせたいと思っていないような商材」を販売しているのは正直なところどうかと思うわけですよ・・・

     

    そりゃ企業側としては、導入コストが低くて楽なものを導入したいという気持ちはわかります。

     

    でも、大手企業の学習塾というのは「あの塾が扱っているからきっと安心!」という消費者からの期待もあるわけです。そういったブランドとそれにともなった振る舞いを期待されているのです。

     

    しかし、現実は・・・・

     

    自社のブランドを傷つけるのは他人ではなく、自身の行いなのではないでしょうか?

     

    学習塾向け 英会話モデル付加セミナー

     

    学習塾が「英会話教室」を開講して生徒数を+100名にする学習塾向け英会話教室の成功のための具体的手法を大公開!

    低学年の見込み客層獲得&塾とのダブル受講獲得が可能になる「成功する英会話教室」を開講するノウハウをお伝えします!

     

    学習塾 英会話開講

     

    /wp-content/uploads/ameimport/blog_import_53885b05a3f4a.jpg

    4月27日(日) 東京会場 13:00~

     

    【講座内容】

     

    ●たった3ヶ月で50名の外部小学生を集める学習塾併設の英会話教室の新規開校チラシ 

    ●生徒数200名、さらには300名の超繁盛英会話教室をつくりだす立地選定&広告演出術 

    ●小5、小6、中1、中2、中3 各学年が4月時点で20名確保できる低学年スクール運営術 

    ●スクール&学習塾の専門家が明かす“学習塾の子ども英会話”教室の理想的な経営指標一覧 

    ●生徒数100名突破が当たり前になる“理想の英会話教室”モデルのビジネスモデル構造! 

    ●学習塾併設型の英会話教室でチラシなしで新規反響を年間50件以上獲得する看板・その他販促手法 

    ●「4月限定生徒募集」や「詳細なレベル分け編成」。要注意の英会話教室運営法とは? 

    ●英会話教室ビジネス最大のネック“外国人講師の採用・定着”問題はこれで解決!

    ●英会話に限らず“小三”以下生徒を集める“幼児・子供向けスクール”開業の成功ポイント

    ●小4~中3の塾生がダブル受講をする英会話教室運営の方法 

     

    2014年3月26日10:39 AM
    今年の春の卒業による生徒入れ替えは少し危険な兆候が・・・
    CATEGORY: 日々雑感

     

    3月が終わり、いよいよ新年度です。 

    小中学生向けの教育業においては必然のことですが、この時期になるといわゆる「卒業」退会が生まれ、中学3年生・小学6年生になり物理的に卒業・または来年度からは塾通いをするため習い事を終わりにするなどの理由で退会する生徒が一定数発生します。

     

    言うまでもなく大きな売上構成比を占める高学年層が一気に抜けてしまうということは、企業の売上に大きな悪影響をもたらします。

     

    近年のスクール・塾業におけるこの「卒業退会」による年度切り替え時期の売上の減少・総生徒数の減少は、多くの企業において危機的な水準に達しています。 

    末期的な状況では年度切り替えの段階で売上の50%が一気に喪失してしまい、春夏の生徒募集で補充が一切利かないような状況も生まれています。 

    また、これまでの業界内では「春に一気に生徒が減少しても、春と夏前で徐々に生徒募集をしていき、年度末には挽回できる」といった感覚がありましたが、最近では春戦線でそのように楽観視していても、結局年末にいたっても生徒数が挽回できていないといったケースをよく耳にします。

     

    いずれのケースにしても戦略のない自転車操業的な教室運営がもたらした結果です。

     

    元来、「卒業生退会の人数分、低学年の新入生で補充する」ことが理想であり、そのために低学年向けの講座メニューや生徒募集を冬頃から頑張るべきなのですが、そういった「先を見た」取り組みができない教室長が近年増えてしまっているわけです。 

    (これは経営側が数字のみで現場の評価を行っていることもひとつの原因です)

     

    昨年、春時点の生徒数を「基礎数」とすると、理想としてはその「基礎数」を上回っていることがベストです。もしくは最近は春入会のタイミングが5月6月に分散しているため、6月時点の生徒数が昨年対比を上回っておきたいところです。

     

    しかし、今年に関しては、もし6月時点で昨年の生徒数を20%以上下回っているとしたら、もうその分の挽回は通常の努力では巻き返しが難しいと考えた方がよいかもしれません。つまりは夏の頑張りで数字が取り返せる確率は非常に少ないといえるのです。

     

    今年の春戦線の初動や現状の生徒数の状況が昨年と比して、危険水域だった場合、「これからの努力」に期待するだけではなく、まったく別の戦略も検討していく必要があるといえます。 

    それだけ近年の教室運営はその後の集客の挽回が難しくなっているのです。 

     

    <お知らせ> 

    卒業生退会の穴は新規事業の「英会話教室」で埋める! 

    生徒数+100名も実現可能な学習塾の英会話成功のセオリーをお伝えするセミナーです!

     

     

    学習塾英会話 

    【学習塾向け英会話モデル付加セミナー】 4月27日(日)開催!

     

    /wp-content/uploads/ameimport/blog_import_53885b013853c.jpg

     

    2014年3月25日7:11 AM
    春の風景で感じること
    CATEGORY: 日々雑感

    まもなく桜の季節です。

     

    春は朝、日が昇るのが早くなるのがうれしい上に、桜がさくので妙に気分がハイになります。

     

    桜ってすごく好きなんですよね~。

     

    世間は春休み。

     

    新幹線移動の駅の中では子供連れが多くなってきています。

     

    最近は子ども連れをみると、わが身の将来の大変さを想像するわけですが、

    本日の新幹線は朝はやいこともあってか「高校生の卒業旅行」モードです。

     

    しかも、本日は通路挟んで隣に高校卒業らしき女の子二人がいましたが・・・

     

    まあ、永遠に女の子は理解できないと感じるものでした(笑)

     

    ひたすら大きな声でマシンガントーク。

     

    しかも一方が一方的に熱く5分ほど語りだしたら途中で相手はスマホいじったりしてるし。

     

    話の内容も、友達の親の介入が厳しくて「信じられない」「わけわからない」といった他人の家庭のことを自分の都合で文句言っているし(汗)

     

    一体誰のお金で新幹線に乗れてると思っているのでしょうか・・・。

     

    基本、今の日本の若者たちは「親世代」への敬意や畏怖がないということだけは、よくわかりました。

     

    そりゃ社会人になって苦労するはずですわ。

     

    2014年3月21日1:17 PM
    教育クオリティの見える化

    先日は、とある経営者様のお言葉での「数字意識」や「集客意識」の大原則について書きました。

     

    一方でスクール経営の両輪である、「教務品質」や「顧客満足」についても原則があります。

     

    スクール業界において最も多い「クオリティ」のカンチガイは、

     

    「目の前の生徒や保護者の満足度を根拠にする」

     

    「自分の感覚でクオリティなどを判断する」

     

    ことだと思っています。

     

    教務品質や顧客満足の度合いについても、自分の感覚で良し悪しを発言するのではなく、

     

    「退会率の少なさなどのデータ」

     

    「顧客の紹介率・弟妹の通塾率などのデータ」

     

    「卒業した生徒たちの活躍状況のデータ」

     

    「顧客アンケートのデータ」

     

    などの数字をもとに見える化して、良し悪しを判断しなくてはいけません。

     

    そもそも生徒数が少ないスクールというのは、

    「友達を紹介するほどの価値がない」

    「弟妹を通塾させるほどの価値がない」

    「退会者数が多い」

    といった状況であることが多く、クオリティ自体に難があることが多いのです。

     

    この集客とクオリティはどちらが欠けていてもNGです。

     

    いずれにせよ集客数や退会者数などで、数字化・見える化できるのも事実ですので、感情論や印象論で判断するのではなく、数字を元に議論ができるのが理想です。