自己紹介
  • 自己紹介


    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
  • 最近の記事一覧

  • ブログカテゴリ一覧

  • 最近の記事一覧
    ブログカテゴリ一覧
    カレンダー
    2024年5月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    アーカイブ
  • 月別アーカイブ

  • RSS
  • 関連サイト情報

  • 2014年6月15日12:00 AM
    台湾とスクール・教育業

    スクール・教育業界の関係者の視座で見たときの台湾のポイントとしては以下の点でしょうか。

    1.接客・サービス業にとって生命線ともいえる消費者心理において。

    「台湾は親日」であり「日本ブランド」に対して素直に好意的に受け入れてくれる

    2.知識産業に従事する人を中心に平均所得が比較的高く、国民一人当たりGDPも日本レベルであるため普通に現地消費者向けのスクール・教育業態が成り立つ

    (海外進出といっても、各国の人々に受け入れられるのか、それとも在留邦人に受け入れられるのかは全く意味あいが異なる。)

    3.日本ほどではないにしても、台湾も高齢化が進んでいるため、今後は健康関連のスクールビジネスの成長可能性がある

    4.資源がない国家における「企業の海外向けビジネス志向」により、国内には当たり前のように「英語学校」が乱立している=同様なケースとして韓国があり、将来の日本の姿である可能性が高い

    5.既に多くのサービス業において台湾への進出成功事例は多く、日本からの約700万人商圏の新たなエリアとしての位置づけがある

    6.台湾の年配の方の話を聞くと「日本式教育」の良いところというのは、単なる教育メソッドや教育様式の部分ではなく、その「心」を育成するもっとベースの部分である(現代の日本の教育メソッドが本質ではない)=日本式教育でより今後世界に求められる可能性があるものは別の形

    7.台湾はアジアの要所にあり、また近年では中国との関係も強化されているため、「台湾で成功している日本のビジネスモデル」は、そこからアジア各国に引き合いが生まれるケースがある

    なかなかに面白い存在です。台湾。

    海外展開などを検討されている企業の方は、ぜひ、一度いってみることをおススメします。

    「その国の一般消費者に受け入れられる」海外展開においては、まさにスタンダードが学べます。

    (タイやシンガポールでスクール事業を事業化するときは、かなりの売上割合を在留邦人に依存することになるため)

     

    お泊りは台湾の北投温泉の加賀屋さんなんてどうでしょうか?

    (あの日本で有名な温泉旅館の加賀屋です)

    2014年6月14日12:00 AM
    台湾と日本の関係を考える
    CATEGORY: 日々雑感

    ただいま、会社の研修で台湾にきています。

     

    アジア進出案件が増えている中で、昨年はタイ、今年は台湾ということです。

     

    両国に共通する「親日」であるという点が非常に心地よいですね。

    ちなみに「台湾」のイメージは日本では極端に薄いのが現状ですが、

    台湾の特長を以下に書きますと

    人口は約2300万人。日本の約4分の1弱、韓国の約2分の1弱。(意外と多いぞ台湾)

     

    日本からの距離は関西から約2時間半ちょい。成田からは3時間(近いぞ台湾)

     

    台北と新北の台湾北部の中心エリアの人口は250万人プラス400万人で約650万人(繁栄しているぞ台北)

     

    国民所得は意外と高く、NIESとして発展してきた経緯もあるので、日本とほぼ同じ業態が成り立つ(意外と裕福だぞ台湾)

     

    国のベースを日本がつくっていたこともあり、非常に親日。というか、おそらく海外で最も親日な国。東日本大震災の際には、250億円以上の義捐金を人口2300万人の台湾がおくってくれている(国民ひとりあたり1000円!)。 (ありがとう台湾!)

    ・・・とうことです。

     

    なぜ、ここまで親日で発展しているアジア四昇竜と呼ばれた台湾が日本においては不当なイメージかというと、シンプルに中国との関係におけるマスコミの扱いの問題があるわけです・・・。

    (台湾を良く扱うと日中関係が悪化する)

    なので日本人はもっと台湾のことを自分の目や耳で学ぶ必要があります。

    台湾の日本へのラブコールを片想いにしていてはいけない・・・(と私は真剣に思います)。

    ちなみにスクール業の進出案件としては、ハッキリいって台湾は一番おススメです。

    (現地に住む在留邦人を相手にする場合はシンガポールやタイがおススメですが)

     

    台湾が最近、日本からの進出候補にならないのは、単純に日本からの進出が一巡していること。

    また既に人件費がそこそこ高いため、メーカーなどの進出のメリットがないことです。

     

    しかし、上述した事情は、サービス業にとっては

    「既に先行している業態がいくつかあるためモデルにしやすい」

    「人件費が高い(といっても安いですが)=所得が高いといういことなのでサービス業としては客単価もとれる」

    「親日なので国民性の違いによるビジネスリスクが少ない」

     

    わけですから、600万人商圏を日本の延長のノリで獲得するという点においてはおススメなのです。

     

    実際に台湾にはサービス業などで日本から進出して成功している企業がとても多いのです。

    サービス業やスクール業の海外展開はハッキリ言って、世間のビジネスの潮流とは全く事情が異なります。その点を意識すると台湾の魅力が見えてくるのです。

    2014年6月13日1:56 PM
    ソフトバンクさんから貯金1なら上出来でしょう
    CATEGORY: 日々雑感

    当然の流れというかなんというか、

    広島さんが予想以上の失速をし、読売さんが圧倒的な強さを発揮しはじめて、セリーグ&交流戦の首位です。

     

    対読売さん特殊兵器としての阪神の活躍に期待ですね!

    ただ、中継ぎ陣の層の薄さが猛烈に気になりますが・・・

    中日は昨日はまさかの大逆転を食らいました・・・。

    9回裏岩瀬投入で3点リードを守れず…。

     

    当然のことながら、ネットでは岩瀬さんバッシングですが、個人的にはバッシングには同調できません。

    そりゃ勝てたらうれしかったですし、ショックもありますが、

     

    交流戦・ソフトバンクさん相手に通算で2勝1敗1分けで貯金1なら上出来かなと思います。

    ビジターで2連勝なんて出来すぎで、1勝1敗でいいじゃないかと。

     

    ソフトバンクオリックスのビジター4試合は「もしかすると4連敗?」と心配していたファンも多いと考えると、ここまでで1勝できただけでも、喜ぼうじゃないかとそう思うのです。

    ・・・最近の野球は「小さな幸せ」を大切にするクセができていますね。

    さすがに10億近いコストカットの後では大きなことは夢見ないです。

     

    そういえば、岩瀬さんの年俸も結構な額だったような。

    来年はここもちょっとコストカットですかね。

    2014年6月13日12:00 AM
    イベントの「価値=中身」告知が必須の時代
    CATEGORY: 日々雑感

    誰でも同じだと思いますが、吸収力が高く、柔軟な思考を持ち、改革・改善に抵抗感がない人材と打ち合わせをする時間は非常に楽しいですね。

     

    最近はそんな楽しいコンサルティング時間を過ごさしてもらえる機会が多く、毎日楽しくやっています。

    先日のある個別指導塾の責任者MTGにおいては、「テスト対策」イベントそのものの品質・精度アップをメインテーマとして打ち合わせをしましたが、各人生徒のためになることなので、多少負担がかかり難しい内容だったとしても、常に「どうやるか・実行するか」を意識して会話が弾みました。

     

    一方で難しい組織ですと、大抵の場合「そんなの無理」「時間がない」などの出来ない理由の解説に膨大な時間が使われてしまいますからね・・・この違いは大きいです。

     

    そのMTGの中で話題になったのは、もう地域としては単純に「テスト対策」「成績保証」というネーミングだけ、価格や日程などの概要だけを打ち出した販促物では生徒は集まらない時代になりつつあるということ。

     

    テスト前の数時間と言う貴重な時間を消費させる以上、そのイベントで

    「何がもらえるか」「何が学べるか」「誰にどんなメリットがあるのか」などを具体的に表示しておかなければ、友達の紹介も、参加もしにくいということです。

     

    ミックスフライ定食や幕の内弁当が写真などで中身がわからなければ売れないのと同じです。

     

    単純にテスト対策・理科実験で●●をつくろうといっても、具体的な内容や受けられるメリットがわからなければ動きづらいですよね。

    30分のイベント、無料のイベントだったとしても、タイトルや簡単な説明任せではなく、

    しっかりとした詳細内容や享受できるメリット掲載は必須!

    これが忙しい今の現代っ子向けのスクールビジネスの原則ですね。

    2014年6月6日12:00 AM
    子供の成績を抜本的に上げるためには
    CATEGORY: 日々雑感

    美味しくない料理屋さんが廃れ、

     

    値段が安くないディスカウントストアが不振になるように、

     

    成績が上げられない学習塾についても、生徒が集まらなくて当然、生徒が辞めて当然です。

    成績が上がらない理由を

     

    「生徒がやる気にならないから」とか「真面目に勉強しない」など、

     

    生徒の責任にしてしまうようであれば、塾人としては末期症状といえます。

    それをなんとかしてほしいから保護者は高い月謝払ってるんだ!

     

    ということです。別に保育所のように時間預けが目的ではないのですから。

    ・・・で、そもそも生徒の成績を上げられない塾に多いのは、

     

    1.生徒の責任にする

     

    2.自分達は塾の授業を頑張ればいいとおもっている

     

    この2点です。

     

    1は上述したように論外。

     

    2については、そもそも塾の授業だけで成績が上がるのは、今までまともに勉強してなかった「成績下位層」くらいで、一定レベルの子以上であれば、塾の授業だけではなく、量を増やすことが大切であり、さらに家での自主勉強の時間の「やり方=効率性」や「生徒の思考の悪いクセの解消」を意識した指導をしなければ話になりません。

     

    今までそれなりに頑張っていても、そこまでだったわけですから、多少週に数時間勉強時間が伸びて、抜本的に成績が上がることは少ないのです。

    良い塾の先生は

     

    「生徒の学習習慣や勉強法の根本を改善するような指示ができる(量も増えていくし質も上がる)」

     

    「上記のような勉強への努力ができるようになる、モチベーションを高めることが可能」

     

    なのです。

    ただ、授業するだけの先生、ただ量を増やせばいいという先生は生徒を預けるだけ時間とお金のムダといえます。