自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2013年12月22日9:33 AM
    本日は冬至です
    CATEGORY: 日々雑感

     

    2013年12月22日。

     

    本日は冬至だそうです。

     

    日の出の時間の遅いこと遅いこと・・・。

     

     

     

    昔は冬のが好きでしたが、出張続きの仕事になって、朝5時6時出発が増えてくると、

    朝、日が出ているので夏の方が好きになりました。

     

     

    私の起床の仕方は朝日を使って起きるのが基本であるため、冬場のように日が出ていない中で起きるのは結構辛いのです・・・。

     

    夏は5時台には日が昇るので、そこで起床して、朝仕事して・・・がラクラクですが、

    冬はちょっとずれたりするんですよね。

     

     

    明日から日がちょっとずつ長くなるので楽しみです。

     

     

     

     

     

    2013年12月21日12:20 PM
    「忙しい」の現場の声を超えた先に大成功がある
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

    スクールや学習塾でコンサルティングをしているとき、

    業績が回復、新規集客が増えていく中で必ず出てくる問題が「忙しい」という現場の声です。

     

     

    我々がコンサルティングをしている中で、

     

    新規集客が増える、

    既存顧客のレッスン数が増える、

    イベント参加者数が増える

     

    こうした結果が出てくるわけですが、当然ながら上記の結果が出てくると経営的にはうれしい反面、現場スタッフとしては「今までの倍くらい忙しい」状態になります。

     

    当たり前といえば当たり前で、今までと比べて客数が倍になれば、今までの仕事ペースで仕事を進めていては消化は追いつきません。

     

     

    この状態のときに、よく普通の企業が陥るのが「現場の声」を鵜呑みにして、

    集客やイベントなどの「攻め手」を弱め、現場スタッフの負担を少なくするという対応です。

    これをやってしまうと、結局、調子が良くなっている流れに水をかけることになってしまい、全ての流れが元に戻る可能性があります。

     

    つまり、「伸ばせるときに伸ばしていない」状態が生まれるわけです。

     

     

    一方で、繁盛企業のセオリーはシンプルでして、「現場の忙しい」の声を聞きつつも、

    そこで攻め手をゆるめるという施策ではなく、スタッフの業務効率の見直しに着手し、効率のいい仕事のやり方を徹底させる方向に動いていくのです。

     

    「伸ばすときに伸ばす」。そしてこれを良い機会にスタッフの業務効率改善を目指していくわけです。こうしてスタッフ自身の成長を促すことで、「少人数で多くの客数を回すことができる」、業績好調、利益率の高い拠点が生まれるわけです。

     

     

    サービス業においては、「業績が上がる=スタッフは忙しくなる」わけですから、上記のセオリーを意識していかなければ、せっかくの「業績がブレイクする」チャンスを逃し、利益が出にくいかつかつのスクール拠点が増えていってしまうのです。 

     

     

     

    2013年12月20日9:29 AM
    書籍感想:いまでしょ!の林先生の「受験必要論」
    CATEGORY: 日々雑感

     

    周囲の複数の方がおすすめしていたので読んでみました。

     

    受験必要論 人生の基礎は受験で作り得る/集英社 

    ¥1,260
    Amazon.co.jp

     

    学習塾業界の講師をやっている人にとっては必読の書かなと思います。

    やはり業界の人ですから、残酷なまでに塾人のあるべき姿について書いてくれています。

    地方都市の塾企業の人にとっても必読かなと。

     

     

    また、お子さんの教育に関わるパパさんにとっても70点から80点くらいつけられる良書かなと思います。

    勉強ってどうあるべきなのか、どんな考え方でやるべきなのかが書かれています。

    やはり受験というものを何年も客観的に見てきた人の弁は学びも多いです。

     

    特に1章・2章あたりの内容は濃いですね。

    現代文についての考え方もとても参考になりました。

    私は学生時代国語はかなりのレベルでしたが、それでもこの書籍に当時会いたかったなと思うレベルです。

     

     

    タイトルは受験必要論ですが、それほど受験を礼賛しているわけではなく、

    「受験システムはまあ妥当な制度だよね」

    「でも他の価値観をはかる基準があってもいいよね」

    という非常に自然な考え方をされていますので、毒毒しい内容ではありません。

     

     

    ただ、お話が後半は東大や灘中などの領域に突入するので、胸焼けがしてしまう可能性があります。ご注意を(笑)

     

     

    でも、この書籍読んで、ついデカルトの方法序説買っちゃいましたよ…。

    林先生説得力ありますね(笑)

     

     

     

    2013年12月19日7:43 AM
    楽天の田中投手のメジャー挑戦と楽天の企業経営の事情
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

    楽天の田中投手の身の回りがバタバタしています。

     

    野球に全く興味のない方のために大雑把に流れを説明しますと、

    日本のプロ野球選手がメジャーに挑戦するためには、

    1.海外FA権利を取得してフリーになっていく

    2.球団がポスティング(入札)制度をつかって、メジャー球団に選手を移籍させる(入札金は元の球団に入る。ヒトを売り買いするみたいな感覚です)

     

     

    今期最高の成績を出した楽天の田中投手。

     

    ポスティング制度を使って来年メジャー挑戦する準備は球団も本人も整いつつありました。

     

    しかし、ポスティング制度が色々な問題があって、今年からルール変更が。

     

    今までは引き渡し金であるポスティングの金額は上限なしだったのですが、新制度から「上限20億円」になったのです。ちなみに選手の年俸は当然別なので上限とかありません。ので、移籍する選手自体のマイナスはなく、むしろ複数の球団と交渉できるというメリットができました。

     

    要するに楽天が田中投手をメジャーにポスティングをかけても、20億しか手に入らないわけです。

     

    元々楽天の田中投手が今年過去最高成績だったため、ポスティング額もかなり高額になる予想がされており、元々は50~100億と予想されていました。

     

    それがルール変更によって、20億しか入らないルールになったのでさあ大変。

     

    田中投手にとっては楽天球団に入る入札金額はあまり関係ないのですが、

    球団側とすれば、田中投手を放出して得られる金額が半分以下になってしまったわけです。

     

    そこで事情が急変し、楽天の球団&親会社側が、「やっぱり田中投手メジャー挑戦させるのやめようかな・・・」と言い出してしまっているわけです。

     

    ・・・で、一般では「メジャーに挑戦させてあげて!」「楽天は守銭奴か!」「三木谷さんひどい!」などの感情論がおこり、また他球団のファンからは、「田中投手がいなくなれば、勝ちやすいのに・・・」という理由でやはりメジャー放出を願うという状態です。

     

     

    分かる方は分かると思いますが、楽天球団の判断は企業としては当然でして、

     

    <田中投手がいなくなることの損失>

    ・来年高確率で優勝を逃す

    ・来年観客数の減少

    ・球団の顔のなくなったスポンサー離れ

    ・話題がなくなった球団のマスコミの露出効果の減少 

    これらを加味した結果、「何十億あればなんとか補填できるのではないか」という判断だったわけですが、それが「20億」となると、普通に考えて、20億で田中投手を出してしまうと、損失の方が大きい可能性が高い。

     

    ただ、同時に

    <田中投手のメジャー挑戦を止めることの損失>

    ・田中投手の年俸が重い

    ・楽天球団、親会社楽天へのイメージ低下、不買運動発展?

     

    があるので、上手に世論をかわしつつ、田中投手をもう1年球団にいてもらおうと考えていると思われます。

     

    中には「若者の挑戦を応援する三木谷さんの男気が見たい!」という意見もあるようですが、

    楽天は株式会社なので、男気だけで明らかに経営損失になるような経営判断をしたら、それは背任行為ですからね・・・このあたりの事情をわかってあげてください。

     

    ポイントになるのは「世論のマイナスが楽天経営に与える影響を加味した場合」の判断になりますね。これが数十億換算であれば話は別。

    でも、楽天が田中投手を応援したからといって、日本全国の人が、

    「楽天はすばらしい!」「楽天市場で買い物しよう!」というプラス効果はないので、かなり意思決定としては出さない可能性が高いと思います。

     

    世の中、「経営」の視点でみていると色々なことがわかるということですね。

     

     

     

    2013年12月18日2:11 PM
    下りエスカレーターの時代のスクール経営
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

    昨日は東京のスクールビジネスアカデミーでした。

     

    今年最後のアカデミーということで、今年1年間の各社の取り組みを表彰させていただきましたが、そのための各社のデータを拝見していたところ、多くの企業様が、業績を微増~二ケタ増させていたため、とてもうれしかったです。

     

     

    もちろん、「1年で売上2倍!」なども理想ですが、サービス業・スクール業においては、

    人員の調達の問題があるため、なかなか難しいのが実情です。

     

     

    実際に現在の日本、スクール業界のビジネス環境は

     

    「下りエスカレーターに乗っている」状態です。

     

     

    なにもしなければ下がっていく、

    今までどおりの努力をしているだけでも下がっていく環境です。

     

    特にわかりやすいのは、20代をターゲットにしているスクールです。

    この層の絶対数が減少し、さらに所得も大幅減少しているわけです。

     

     

     

    その厳しい環境の中で、昨年対比を維持し、また微増にもっていけていること自体は、非常に素晴らしいことですので、ぜひ自信を持っていただけたらと思います。

    どうしても1.5倍増などの話を聞くと、110%増などはかすんでしまう印象がありますが、110%強の増加を5年続ければ年商2倍になるのも事実。

     

    しっかりと足元を固めながら成長を目指していただければと思います。