自己紹介
  • 自己紹介


    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
  • 最近の記事一覧

  • ブログカテゴリ一覧

  • 最近の記事一覧
    ブログカテゴリ一覧
    カレンダー
    2024年5月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    アーカイブ
  • 月別アーカイブ

  • RSS
    [前日の記事] «
    [翌日の記事]  »
  • 関連サイト情報

  • 2010年11月9日7:54 PM
    大手企業の管理職レベルアップ策

     

     

     

    本日はあるお付き合い先の塾企業様の管理職向けの研修でした。

     

     

    「研修」と言っても本日は校長クラスの責任者様が約70名参加 Σ(・ω・ノ)ノ!

     

    ある意味「講演」的な要素が強い研修ですが…。

     

     

     

    それにしてもこの企業様。

    積極的に拠点展開を続け、安定して年商を伸ばしているのですが、

    一方で拡大志向に偏重した企業が陥りがちな「人材パーツ思考」にもならずに、

    サービス業・教育業の原点である「管理職人材」のレベルアップに非常に意欲的です。

     

     

     

    一般的にスクール・塾企業において拡大路線を貫いていくと、

    「人材育成」という時間と手間がかかる方向性ではなく、

    「システム化」と「数字管理主義」によって企業の体制と拠点展開を維持しようとします。

     

    要するに人を人として考えず、数字ノルマやマニュアルで縛って、歯車として働かせる感覚です。当然社員の給与も低水準で抑えられ、口先だけの「社員のため」がトップの口から出てきます。そこには当然社員の一生を抱えるような意識はありません。

     

    私も様々な拠点展開を進める大企業様とお付き合いし続けてきましたが、

    「働く人」をパーツとして扱い、マニュアル至上主義、数字至上主義の経営を貫き、全く管理職への教育をしない企業が多いことに愕然としたものです。

     

    マニュアル至上主義の裏にあるのは、社員の成長を期待せずにロボットとしての活躍をさせるということであり、ある意味、人材育成の否定です。

    そもそも社員の教育をしない会社が「教育業」やっていていいのでしょうか・・・。

     

    その中でこの企業様は、業容の拡大のためには、

     

    「管理職人材の能力の底上げが必須!!」

     

    と明確なポリシーを持たれており、素晴らしいことだと思います。

     

    ある意味、理想的なスクール企業としての成長路線を歩まれており、今後の成長が楽しみです。

     

    わざわざ管理職のレベルアップのための研修を受けさせてあげる。

    こんな会社の社員でいられるのは幸せなことだといえます。

     

    私もこのような会社に研修という形で関わらせていただけていることがとてもうれしいですね(´∀`)