世の中はVUCAの時代と言われます。
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
というわけですが、教育業界においても本当に変化が激しく、予測が難しいほどになってきました。
少子化は当然のこととして、
デジタル化の進展
新学習指導要
大学入学共通テストへの移行
大学の学部学科や入試制度のトレンド変化
デジタルネイティブの保護者や子ども達
働き方改革世代の従業員
業界外からのディスラプターの存在
などなど、本当に変化が激しく、これまで30年間の教育業の成功体験のみでは、なかなか経営が難しくなっています。
(そうはいっても、教育の本質は不変な部分も多いのですが)
こうした時代背景の中で、伸びている学習塾企業、伸び悩んでいる学習塾企業の最大の違いは、
事業承継・後継者づくり=バトンタッチに成功しているか否か
になりつつあるように思います。
良くも悪くも、近年の変化の時代に、
60代以上の第一世代の学習塾経営者の方の感覚では環境適応を全て行うのは無理があります。
30代~40代の幹部陣が育っているか、
どの程度戦略決定にその層の考えを反映させられているかが重要なように思います。
私が関係している中堅・大手学習塾企業においても、
やはり経営の意思決定の多くの部分を40代~50代の経営幹部陣が握っている企業は強い体質を持てています。
一方で、未だに第一世代の経営陣がトップダウンをして、イエスマンしかいない企業は厳しい…
学習塾に限らず、教育業のそこそこの企業規模の法人になると、
普通に誰かれ構わず説教をしたり怒鳴ったりする経営者の方がいらっしゃいますが、
そういった法人は当然、良い人財、良い業者が離れていくので、ますます厳しくなる印象です…
重しとして、理念の柱として、創業者、第一世代の経営者が活躍しつつ、
その周辺を第二世代の新世代がガッチリ固めている。
そんな企業が理想形ですね。
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