自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年9月4日11:16 PM
    貧すれば鈍す
    CATEGORY: ビジネス全般

     

     

     

     

    本日、ひさしぶりに東京に滞在していたので、

    お祝いも兼ねて妻と外食に出かけました。

     

     

    とりたてて近所によいお店がなかったもので(笑)、

    なんとなく行った先は昔隆盛を誇った某フランチャイズチェーンの焼肉屋さん。

    話題だった頃はよく行ったものですが、数年ぶりでした。

     

     

     

     

     

     

    …ところが、行ってビックリしました∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

     

     

     

    まず、1品あたりの単価が高いこと高いこと。

    だいたい600円~1000円の価格帯がズラリと並んでいます。

     

    味にあまり期待できないことは明白だったので、少し落ち込みながら、いくつかオーダーしてみると、出てきたメニューにさらにビックリ(笑)

     

     

     

     

    なに?この少ない量…( ̄□ ̄;)

     

    小皿にうす~く切っただけのお肉が数枚のっているだけ…。

     

     

    「これで800円か…」と見た者を奈落に突き落とす演出です。

    もうすこし盛り付け方に工夫があるだろうに…。

     

     

     

     

    よくよく各メニューを見てみると、

    一切のムダを排除した原価率抑制の姿勢が見て取れます。

    肉は薄く、ネギも載せずに、余計な演出は一切なし。

     

    おそらく集客が苦戦しているため、その分原価率ダウンで利益を確保しようと、こういう姿勢になったのでしょうが、かえって来店客のモチベーションをダウンさせることになっています。

     

     

     

    ここまで追加オーダーに抵抗感を覚えるようなお店は、ここ数年なかったなぁ…。

     

    少なくとも私は二度と行きませんね(笑)

     

     

     

    こんなにギューっとした経営をしていては、カクッと業績が落ちてしまいそうです。

     

     

     

     

     

     

    まさに貧すれば鈍す。

     

     

     

    売上が落ちた分を顧客サービスの復活ではなく、原価率でカバーしようとしたツケがこの業態にはまわってきています。負のスパイラルに突入しているというか。

     

     

    しかし、この現象はどの企業でも同じことは起こりうることですので、反面教師としたいものです。

     

    売上が落ち込んだときこそ、今一度顧客へのサービス&商品力に焦点をあてていきたいものです。