船井総研のように主に中小企業向けのコンサルティングをしていると、
「素晴らしい経営者様」に出会える機会が多々あります。
こうした経営者様との出会いが我々を成長させてくれるわけです。
現状の私のように、特定分野のコンサルティングを長年続けていると、異業種の経営者様のお話を聞いて大きな刺激を受けることが多くなります。
私もどうしても自分達の業界の価値観や枠組みの中で考えてしまいがちですが、異業種の方々は全く別のアプローチや価値観をぶつけていただけるわけです。
また、その内容は一瞬、自業界には応用できないように感じられるのですが、よく噛み砕いてみると、実は自業界に大きなイノベーションを起こすヒントが隠されていたりします。
また、ビジネスのスタイルに関しても、勉強できるものが多い。
昨日もそうでしたが、こうした異業種の一流の経営者様とお話をするたびに、自分の未熟さや視野の狭さを反省する毎日です。
このように異業種の経営者様との交流というのは非常に勉強になります。
しかし、あくまで私は一定のレベル以上の人との交流・集う場でなければ意味がないとも思います。
その業種でしっかりと成功している方からの話でなければ、その業種の真理は学べません。
また聞く側も、異業種のノウハウを自社に応用できるだけの応用力が必要です。
(ただ、なんとなく異業種の情報を聞くだけであれば、同業種の勉強会に参加した方がよいわけですから。)
最近の「異業種との交流」を目的とした勉強会は、人材交流を名目とした営業活動をする人の参加が多いものが増えているように思います。また「集まること」が目的化してしまい、有意義な情報交換ができない勉強会も多い。それっぽい名刺やプレゼン資料がつくれる個人事業主みたいな人が跳梁跋扈する勉強会も多い。
さらにそういった事実を感じ取ってしまっているからか、一流の経営者様であればあるほど、そういった無意味な勉強会や交流会から足を遠ざけてしまう。この悪循環が生まれているように思います。
こうした交流会はなかなか実りある学びがないように思います。
「異業種の経営者様との交流」にしても、色々ありますよね。
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