自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年5月9日10:43 PM
    根性論は組織を壊す?
    CATEGORY: ビジネス全般

    ビジネスをやっていく上で

     

    「100戦100勝」

    「入会率100%」

    「昨対比200%達成!」

     

    といったいわゆる「大きな目標」を立てることはとても大切です。

     

    入会率50%や売上昨対比120%といった、いわゆる現実的な目標数値を設定してしまうと、

    それを越えた時点で満足してしまい、

    さらに上の目標達成へのモチベーションが高まらない可能性があるからです。

     

    前者を私は「走り幅跳び型」の発想、

    後者を私は「走り高跳び型」の発想と呼んでいます(なんとなく)。

     

    走り高跳び型の発想を好む方は、

    計画的でリスクヘッジも上手く、大きな失敗をしないかわりに、

    やはり現実的な目標達成の段階で満足してしまうことが多く、大ブレイクしにくいというのが難点です。

    しかも、失敗を多少は想定してしまっているため、マーフィー的な考え方からすると、

    失敗する可能性が若干高くなっているかもしれません。

     

    本人は計画的!とか思っていても、周囲から見ると消極的!ってなる可能性も大ですので。

     

    一方、走り幅跳び型の発想を好む方は、目標設定が高いため、

    かなりの成果を出せる可能性がありますが、

    失敗のときのリスクヘッジを考え(ようとし)ないケースがあるため、

    失敗した時のダメージが大きすぎるという難点があります。

     

    さらには、このタイプは上司になると

    「来店されたお客様は全て見込み客だ!」とか

    「お会いできたお客様はみんな取り込めるはず!」とか、

    「失敗することを前提としたリスクヘッジを考えるならビジネスをやるな!」とか、

    そういった根性論的な考え方にエスカレートしていく危険性があり、

    計画的でクレバーな部下から愛想をつかされる可能性が高くなります。

     

    端的にいうと「根性論のバカにはついていけね( ゚Д゚)」と言って、

    部下がついてこなくなるということですね。

    ワンマン社長さんの企業はこのパターンが多いです。

     

    そんなわけで、理想の目標と現実的な目標設定。

    走り幅跳び型と走り高跳び型の考え方は、どちらも一長一短です。

     

    組織内でそれぞれの思考を持っている人がバランスよくいるのが理想ですし、

    各個人の中でも、それぞれのメリットデメリットを理解して、バランスよく使い分けてほしいものです。