中国で古来より言われてきた成功のための3つの要素。
天の時
地の利
人の和
(本来は戦争で、天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かずだったと記憶していますが)
これは現代のビジネスにおいても同じことが言えるように思います。
さしずめ、
天の時(幸運?時流)
地の利(商圏・立地)
人の和(人材力・モチベーション・一体化)
ってとこでしょうか。
新規事業を始めるにあたっても、
上記の3つが揃っていて、キッチリとビジネスモデルを市場におとしこむことができれば、
かなり高い確率で成功することが可能といえるでしょう。
そういう意味では新規事業というものは、
ギャンブル的な要素や不確定要素をほとんど排除して、
「成功するべくして成功した」というくらい、
全てにおいて数値や過去の実績に基づいた戦術展開をできなければ、なかなか成功しにくいといえます。
「ここまでやったのに!」と思えるくらい様々な調査・分析・仕掛けをしたにもかかわらず、
失敗することがあるくらいなのですから、ギャンブル的な開業で成功する確率は非常に少ないです。
戦争と同じで新規開業も開業前から、ほぼ大勢が決まっていることも多いのではないかと思います。
ちなみに私がオープニングプロジェクトの中心をさせていただく案件の場合、
当然、綿密な調査分析と可能な限りの集客策を用意し、戦略戦術面を細かく決定します。
しかも、自分の力量不足と見込み違いでオープン当初の動きが悪かった場合、
半年間で業績を復活させられるように「二の矢」「三の矢」も用意しておきます。
(これらの矢は使われないことが幸せなのですが)
当初の一の矢の弱点や欠点を事前に把握しておけば、
それを修正するための二の矢や三の矢を用意しておくことはカンタンですから。
それくらいやらなければ、高い確率での成功は成し遂げられないからです。
サイコロを振ってみてから、次の一手を考える。
こんなことを繰り返していたら、行き当たりばったりの経営になって赤字期間が長くなってしまいますので。
今後、不景気の中で、生き残りのためのいろいろな業態開発が行われると思いますが、
上記のような観点を是非知っておいていただけたらと思います。
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