自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年1月12日10:47 PM
    新入社員の憂鬱
    CATEGORY: ビジネス全般

    昨年の4月入社の新入社員ズと話す機会がありました。

     

    我々からすれば「まだまだ考え方が甘い!」と言いたくなるような話も多いのですが、

    彼らは彼らで、我々が全く知らないような採用事情があり、悩みを多く抱えていることを痛感。

     

    そんな彼らの事情を理解しないままで一方的に注意をするのはフェアではないなと思いましたねぇ。

     

    その彼らの抱えている事情と言うのは…。

     

    最近は新卒就職が売り手市場で内定を複数もらう学生が多い。

    そんな売り手市場の中で、企業側がえらく大風呂敷を広げたような企業アピールをしているらしいです。

    別に全くウソでもないのですが、明らかに誇張表現ともいえるような内容も含まれているようで…。

     

    実際に新入社員を任される現場の人間からすれば、

     

    「そんなウソみたいなこと言ってどうする…(;´Д`)ノ」

     

    って常識的な考え方になります。

     

    だってウソをついて新入社員を獲得しても、

    それが原因ですぐにモチベーションダウンして離職してしまうから…。

    企業の良いところも悪いところも理解したうえで入社してもらわなければ意味がないわけです。

     

    しかし、これが人事担当者となると話が違う。

     

    彼らにとっては「新卒採用を何名採用できるか」が評価の主な基準。

    極端な言い方をすれば、入社さえしてしまえば、すぐに辞めてしまったとしても、

    それは現場の教育&管理体制の不備の問題に責任転嫁できるわけです。

     

    そんな企業内部の各セッションの自己保身とセクショナリズムによって、

    前途有望な若者を半分だますような形になってしまっていると…。

    企業規模が大きくなれば上記のような弊害が生まれやすくなるわけです。嫌なことです(‘A`)

     

    まあ、現場の人間にできることは、夢見て入社してきた若者に対して、

    少しでも本人の事前期待と現実がズレない形で仕事を楽しんでもらえる環境をつくることでしょうかね。

     

    がんばろう。