2008年12月19日11:23 PM
CATEGORY: ビジネス全般
個人的な感覚ですが「周囲の人を見るクセ」というのは、ビジネスにおいてアドバンテージになると思っています。
繁盛店を観察するときには、お店の内容や取り組みをじっくり見るのも大切ですが、「周囲の人=お客様」を見ることもとても大切。この店を使っているお客様はどんな人なのか、何に感動して、何に興味を持って、何を買っているのか、こういった情報があるとないとでは大違いなのです。
いち参加者として熱狂するのではなく、参加者として熱狂しつつ、同時にそこに集まっている周囲の人をじっくり見続けるということです。
例えを放火魔にするのはイヤですが、あんな感じです。
(放火魔は火をつけた現場に戻ってくる傾向がある。火を見に来るのではなく、野次馬の反応を楽しみに見に来ると昔刑事ドラマでやってました(笑))
船井総研の新入社員というのは、この点において新卒採用に役に立ちます。
どういうことかというと、新卒採用を改善しようと思うとき、「今時の若手の考え」を聞く必要がありますので、新入社員の意見や感想を聞いたりするのですが、普通は「私はこう思う」「友達とはこういう会話していた」という、主観+αくらいの意見が多い。要するにあまり一般論ではないのですね。
ところが、船井総研の新入社員というのは、ある種へそ曲がりが多いというか、分析好きなので、就職活動中の会社説明会や面接の時にも、会社のイベント内容だけでなく「周囲の参加者の反応」を観察していることが多い(笑)
「あの話を聞いたとき、周囲のみんなの空気がガラっと変わっていましたよ~」みたいな。
みんなが一生懸命、会社側の話を聞いているときに、ある種冷静に周囲の様子もじっくり観察しているというのは、ひねくれモノのような気がしますが、貴重な情報源になるということです。
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