自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2013年11月30日9:23 AM
    ブームに左右されない「スタジオビジネス」の理想形

     

     

     

    昨日のコンサルティング先では数年前からスタジオを2拠点展開されています。

     

    開業当初はダンスブームを先取りした形で、ダンス教室メインの運営形態でしたが、ここ数年でスタジオの稼働率を上げるために、「美容系」のスタジオレッスンを強化して、今ではヨガなどの美容要素とダンス教室の要素が組み合わさった理想的な稼働率モデルになりつつあります。

     

     

    昨日のMTGに参加させていただいたときの報告では、月間の反響数がなんと30件もあるとのこと。さらに美容系とダンス系の反響のバランスも非常に取れている。

    特定のブームに左右される単一ジャンルに依存することもなく、「女性の美容」をテーマにしているため、商材を入れ替えることが可能。

    ある意味、スタジオビジネスの理想的な形ができつつあります。

     

     

    この企業様では「ブームを利用しつつも、過剰に依存せず、常に先を見据えたビジネスモデルづくり」を強く意識されています。

    そのため、このスタジオビジネスを展開される中でもその考えが強く根付いているのです。

     

     

     

    今、ダンスブームに乗って「ダンス教室」「ダンススタジオ」が急増していますが、

    これらの多くは今後、少子化とダンスブームの終息によって、ビジネス的に苦境に立たされることになるでしょう。

    またスタジオ稼働率の問題で昼間が死んでしまうことも多いため、決して坪効率もよくなく、一時的なダンスブームだからこそ利益を維持できているにすぎません。

     

     

    「スタジオ」という空間をどのように演出するかによって、スタジオビジネスというのは様々な可能性が生まれるのですが、残念ながらそこまで考えられているスタジオは少ないように思います。

     

     

    高齢化社会においても、健康・美容系のビジネスは、ある程度の安定した市場が期待できるにもかかわらず、短期的な視点でビジネス運営してしまっているスタジオが多いのは少し残念な気もしますね。

     

     

    皆様のスタジオ・教室運営においても、時代の変化が激しい今の時代だからこそ、

    「次の一手」を常に意識したビジネス展開をしていただきたいと思います。