2008年11月14日10:31 PM
CATEGORY: 学習塾・スクール業界の時流
NOVA、ゲートウェイ21、自動車教習所…。
経営破綻してしまい消費者の前払い金が返ってこないというトラブルが目立つようになってきました。
こういった報道が流れるのは明らかに消費マインドにマイナスになります。
債権者向けの説明会を報道するのは非常にインパクトありますからね。
前受受講料を30万以上受け取っていたスクールにとっては、入会営業がやりにくくなっています。
結果、業績が一気に悪化しているケースもしばしば。
さらに、競合激化、少子化により塾・予備校業界や、大学・短大・専門学校業界も今後非常に厳しい経営環境になります。
それに加えて景気の悪化。いくら教育業が不況に強いといっても、悪い影響は確実にありますから。
これらが複合して、来年以降「スクール大倒産時代」と呼べるような状況が生まれる可能性があります。
バブル崩壊のころに比べて、最近は数十万円で「手に職」=資格取得をすすめているスクールが増えています。
これらのスクールや学校は、今までの環境の中では前受金のやりくりで経営がまわっていたかもしれませんが、
今後一気に資金繰りが危険になる可能性があります。
そして企業の破綻がさらに負のスパイラルを生み出す…と。
時流予測と売上予測、資金繰りの調整などは、経営においては当たり前のことなのですが、それさえもできないスクールが多いのは事実なのです。残念ながら、スクール・学校業界は、元々が教育・技術者気質なので、経営感覚が少ない経営者様が多いのです。
以上は、あくまで最悪の予測ですが…。
そういった企業様が増えないよう、業界が悪い方向に進まないよう、私はできることをやるのみです。
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