2012年12月20日10:38 PM
CATEGORY: コンサルティングの現場
ここ数日のコンサルティングでは、顧問先の企業様の
「今後数年間の成長戦略(拠点展開・事業展開)」
についてお話させていただく機会がたくさんありました。
会社の売上目標、特に数ヵ年計画というと、
どうしても楽観主義的で自社の理想の売上のみが先走る裏づけのないものになってしまうことが多いのですが、こうした売上計画が先行すると、どうしても社員はしらけてしまいます。
そのため会社の成長戦略には大胆さも必要ですが、高い精度も求められます。
もちろん、社内が改革中であったり、調整期に入っている状況においては、
「まずは社内の建て直し」が最優先であり、この段階で無茶な展開をすれば、かえって拠点数が広がりきったときに、マイナスで跳ね返ってくるケースがあるのは、大手スクールの経営破たんの事例を見れば明らかです。
この状況の時にはあまり成長計画をつくったりはしません。かえって組織が浮き足立つことが多いのです。
会社の成長計画をくみ上げていくために必要な要素は以下のものが上げられます。
1.ビジネスモデル(とその有効期限)
2.人材(絶対数と採用という供給力)
3.商圏エリア
またこれに加えて展開に必要なキャッシュも大切になりますが、主には上記の3つが整っていなければ、どれだけ成長計画を組み上げても、「絵に描いた餅」になりやすい。
そういう意味では、ここ数日の顧問先の企業様は成長計画をくみ上げているわけですから、こうした社内の不安要素が除去され、いよいよ次の成長ステップに上がれる段階になったということです。
来年からの成長が今から楽しみです。
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