私のセミナーでよく最近のスクール業界の優等生としてあげるのが、
GABA
ベルリッツ
ABCクッキングスタジオ
の3社です。
この3社それぞれ独自の問題はあるのですが、
新時代のスクールのマーケティングや商品作りに関してはまだまだリーディングカンパニーといえます。
ちなみに問題というのは、
GABA
=上場したのがそもそも問題。「売上を上げ続けなければいけない」という呪縛の中で真っ当なスクール経営をすることは非常に困難。唯一の突破口であるコンテンツ化の道や新規事業の道があるが、あんまり真剣に取り組んでいるようには見えない。なので、どっかで限界がきそう(売却しそう)。
ベルリッツ
=ベネッセが親会社であるという微妙な足かせが、今後マーケティング面での遅れを取る可能性がある。
よくも悪くも堅実&上品すぎてそれがどうなることやら。(既に一部の最新販促媒体では遅れをとっている)
ABC
=今のビジネスモデルが完成されているのはいいのだけど、別の新規事業をつくりあげるだけの力はなさそう。
新規出店で売上を上げるのも、ここは比較的無難にできるのですが、面白みには欠けるかな?
ってとこですか。あくまで私の個人的な予想ですが。
さて上記3社のなかでも、マーケティング能力の高さでは業界内でも段違いのGABA。
最近の看板は「これってどうよ?」みたいなセンスであるものの、まあボーダーラインですし(笑)
そのマーケティング力の強みは今後も維持されていくのでしょう…
…が。
やはりスクール業界でおこる株式上場のマイナスの呪縛からは逃れられないみたいで。
お気の毒な感じです。
出店をしていくなかで、最近はちょろちょろと接客レベルの低下が言われるようになって来ました。
あと絶対に利益率は下がっていくと思われます。
せっかくのバズプルも中途半端な仕掛けだったので火がつかないままご臨終の様子。
(バズプルは「マンツーマン」以外のGABAのコンセプトがない状況で、売ろうとしたのが限界だった。クオリティをコンセプトとするベルリッツならばもっと上手くやれたはず)
サブプライム問題よりもNOVA問題云々よりも上場問題があそこを苦しめているんですよね。
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