2015年9月20日1:10 PM
CATEGORY: 学習塾・スクールの経営論
スクール・学習塾業界において、販促や生徒募集についてのお悩みが一番経営相談ではポピュラーです。
確かに、そもそも生徒が集まらなくて困っている・・・販促のやり方がわからないなどのケースもあるので、
生徒募集や販促活動に経営課題をおくのが正しいケースもあります。
しかし、企業のケースによっては、そもそもそのスクールの経営課題の本質は「販促・集客」ではなく、「継続・退会防止」であることも少なくありません。
よくあるパターンですが、「昔は〇〇〇の販促活動をしていて生徒が集まったが、最近は集客数が半分になってしまっている」
こんなお悩みのケースは、数値だけを見ていると集客や販促活動なのですが、より経営不振の真因をたどってみると、
「退会や継続」関連の問題の方が大きかったりすることも珍しくありません。
特に英会話スクール経営や学習塾経営などでは、この「退会や継続に問題がある」パターンが多いようです。
生徒が1年未満で辞めていってしまうようなスクールや塾経営をやっていては、ある意味バケツの底に穴が空いているようなものですから、
そもそも集客数をどれだけ増やしても限界がきます。
またその程度の継続期間のスクールであれば、顧客の悪いクチコミが瞬く間に広がりますから、最終的には集客を大きく減らる原因にもなってしまうのです。
販促上手、マーケティング上手の一時期好調の企業が、最終的には墜ちる理由は、
実は販促手法が時代に合わなくなったなどの理由よりも、「スクールの質」=「継続や退会」に問題があるのです。
これまでスクール業界で経営破綻した大手スクールや塾は全て同じです。
目に見える集客数だけを見ていては、経営課題の真因は見えてこないのです。
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