毎年、船井総合研究所としてGMOメディアさんと共同で
子ども向けプログラミング教育市場調査を発表しています。
本日はその裏側のお話です。
https://www.gmo.jp/news/article/7268/
「2021年 子ども向けプログラミング教育市場調査」
2021年の発表では、昨年対比125%成長の175億円。
2025年には400億円という概要なんですが、
実際には
もっと爆発的な成長をしてしまう可能性がある
と考えています。
算出したデータは下限レベルのイメージです。
結局のところ、「専門家」としての「市場調査」というのは、
ある程度の現状の「事実」をベースとして、確定で予測できる範囲の因子を入れて算出しますので、
言ってみれば「無難」な内容になりやすいのです。
例えば「ワクチン市場予測」を数年前に算出したとして、
「5年以内に世界的に感染が拡大するウイルスが発生するため、ワクチンの市場規模は〇倍になる」
とは書けないわけです笑
つまり、現状のプログラミング市場は第四次産業革命前夜の中で、
一気に市場を爆発させる要素が複数あります。
…が、それらの複数の要素が「5年以内に起こるかどうか」が未知数であるがゆえに、
そこを全て読み込んだ数字の算出ができないのです…。
そのため、2025年に400億って言ってたけど、もっと急成長したじゃねーか!というケースはかなり確率が高いと思っています。
近畿大の情報学部、慶応大の経済学×情報系
など、重要なファクターは徐々に動いています。
この流れが加速していくと…というわけです。
この流れの中で、従来の受験産業は大きく変更を余儀なくされます。
現状のプログラミング教育では完全に不足しており、
さらに数歩進んだ高度IT人材の基礎を育てるためのカリキュラムが必要になるでしょう。
この受験産業の大変革に気づけるかどうかが教育事業者にとっては重要なターニングポイントになるかと思います。
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