自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年1月1日11:21 AM
    2008年はインナーブランディングの時代

    明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願い申し上げますm(__)m

     

    (下記エントリーは1年を振り返って&今年の時流を考えるための備忘録としてつかってます)

     

    年をまたぎますが(笑)、前回の続きです。

     

    インナーブランディング(内部向けのブランディング戦略)という単語は、

    外部向けのブランディング戦略である「アウターブランディング」の対として使われる単語です。

     

    市場に対してプロモーションなどでブランド価値を伝えるのがアウターだとすると、

    社員や既存顧客に対してブランド価値を伝えるのがインナーになるわけです。

     

    我々が想像もできないようなスピードで見込み客同士のコミュニティ&情報共有が進んでおり、

    アウターブランディングのみでは化けの皮がはがれる可能性が高く、

     

    インナーブランディングがなければリスクが高い

    &インナーブランディングで見込み客が集まる時代になっている。

     

    スクール業界にこのような流れが起こっていると考えています。

     

    ここで注意したいのが、「ネット上の口コミ」というと、

    どうも2ちゃんなどの「けなし」の文化や玉石混交(というか真意があやしいものが圧倒的に多い)、

    特定の少人数による集中批判などを想像されるかもしれないこと。

     

    しかし、最近ではブログやSNSの進化、さらには上記のような認識が広まったことによって、

    ネット上の口コミ効果も上記以外の流れがあることを忘れてはいけません。

     

    ネットユーザーの情報リテラシーが格段に進化しているわけですし、

    またブログやSNSのように出自が明らかな情報が取れるフィールドがある。

    単なる荒唐無稽な噂話等に対しては「ソースを出せ( ゚Д゚)」みたいな動きもあるわけです。

    ソースがしっかりしていなければ、それはウソだろ、もしくはオマエの個人的感情だろってわけです。

    またニコ動のようにネット上にも「ほめ」の文化が生まれてきているのも見過ごせません。

     

    悪意のある少人数による実体のない批判や中傷は、

    上記のようなさまざま理由により、それほど経営の根幹に悪影響を与えることはないと思います。

    (テラ豚丼やゴキブリ揚げなどを見ていても、一時的に問題になるものの、業績を根幹から悪化させるようなものにはならなかった)

     

    やはり大切なのは、普通にスクールを利用している多数のお客様が持つコミュニティであるといえます。

     

    インナーブランディングといっても、

    単純に「お客様を満足させよう!」みたいな行動をしていては、

    新規集客にインパクトのある影響力を残すことはできません。

     

    インナーブランディングによって既存顧客の満足度を高め、

    それを情報発信&新規集客につなげられるかどうか?

     

    この点が口コミ戦略にもつながってくるわけですが、

    スクール経営においてインナーブランディングを活用できるかどうかのカギになりそうです。

     

    それにしてもインナーブランディングの発想。

     

    必要なコストと手間をかけて、社員が幸せになって、会員様も満足し、それが一般の方々に伝わる。

    その結果、新規集客が安定し、業績がアップする。

    至極当たり前ですけど、ステキな発想だと思いますよね。

     

    ちなみに美容室業界においても、今後はこのインナーブランディングが経営の中核概念になるそうです。