自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年4月5日10:48 PM
    関係性が仇になる

    駅前商店街の衰退がなぜ起こるのか?

    郊外型の大型ショッピングセンターに客がなぜ流れるのか?

     

    このテーマについて考えると、いろいろな理由が出てくるわけです。

    駅前の地主が自分達の権利ばかり主張して、古臭い経営を続けるから街から魅力がなくなるとか…。

     

    そんな諸説入り乱れている中で、

    以前聞いた説で結構あるかも~と思ったのが、

     

    「商店街文化の人間性が仇になっている」

     

    というものでした。

     

    商店街文化はある意味「人と人」とのコミュニケーションが密になっています。

    店主と顔見知りになって、いろいろとアドバイスをもらうことができるわけです。

     

    …しかし、この人間関係が時として「うざくなる」のだそうです。

    自分がサンマを食べたいと思っていても、顔見知りの魚屋が無理やり別のものをオススメだと言って、

    売ろうとするなんてのが例として上がりましたが…。

     

    コミュニケーションの代わりに行動の自由が制限されているということなのでしょうね。

     

    ある程度、強い意志をもって自分の行動を押し通せる人間ならば、

    別に苦にならないが、周囲に流されやすい人にとっては店主の「オススメ」は、

    苦痛になる可能性が高いってわけです。

    (大阪で商店街文化がいまだに盛んなのは、みんな意志を貫けるからではないかと(笑))

     

    そんな説でした。

    これは一部正しいと思います。

     

    スクール業なども同様のニーズってあるんだろうなって思います。

     

    スクールビジネスにおけるひとつの大きな価値は、

    「コミュニケーション」であることは確かですが、お客様の中にはコミュニケーションを否定して、

    資格やスキルだけを純粋に学びたいという層も存在するでしょう。

     

    こういった方々に対しても、ひたすらハイタッチな接客をしようとするのは、ある意味逆効果です。

     

    ですから、コミュニケーション否定派の人達のための、接客スタイルや接客が存在しない通信教育なども、

    スクールビジネスでは検討する必要があるかもしれません。

     

    ちなみに、自分を安全圏においた状況で、情報やネタだけを取ろうとする層ってのは、

    結構多いんですよ~。