いろいろな会社さんと関係を持っていて感じたこと。
だれも不満を感じず、
みんなが希望に燃えて、
内部にも外部にも脅威がないといった、
スタッフが全員楽ちんで、さらに会社としても安泰な組織なんて絶対にない!ってわかったことですかね。
経営というのは少なからずお金がからみ、各人の欲求がぶつかり合います。
それは社内同士のみならず、対競合、対消費者においても同様。
だからトラブルや疑念が生まれるのは当たり前のことでしょう。
例えば会社全体の利益を追求して、社員の生活の安定を目指すということは、
それはイコール消費者に対して値下げしてもいいんじゃない?という消費者ラブの人が反感を持ったり、
といった具合に。
こんさるをしていく中で、全くトラブルがないような組織は見たことがありません。
業績が絶好調だろうと、幹部が超優秀だろうと、社員が全員ステキであろうと、
必ず恒常的にトラブルは発生するものです。
どの会社の従業員でも、
一部の人は「ウチの会社のこういったところってヤバくない?」って言ってますもん。
私もときどき自分の会社で思ったりしますもん(笑)
(でも、自分がこうやって働いていれば、会社に何か起こったときにも支えになれるはず!って勝手に思っていますが)
トラブルが必然になってくる状況。
それは、自動車を使っていれば、どうしても交通事故が発生することと同じかもしれません。
経営陣である限り、目指すは「トラブルがない組織」なわけですし、
そういったトラブルが起こること自体を「危機的」と考える社員もいるでしょう。
でも、絶対にトラブルや問題がない組織なんてできないです。
でも、それに悲観的になってはいけないと思います。
トラブルに正面から向かい合って能動的に解決のための努力をしなければならない。
大切なのはそのトラブルが乗数的に大きくなっていくことを防ぐことができるのか、
少しでもトラブルを減らすべく前向きに努力できるかどうか、
会社の生死に関わるトラブルを処理できるかどうか、
トラブルが発生したときに適切な処理をできるかどうか、
こういった姿勢を貫ける人間が多数を占めることができれば、
(トラブルは相変わらずなくならないのですが、)よい組織の成長ができることは間違いないようです。
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