2012年7月12日9:03 PM
CATEGORY: ビジネス全般
本日は、ある学習塾様の幹部候補生向けの研修でした。
テーマとして取り上げたのが「人材育成」についての考え方。
基本的に、学習塾経営において、「最高の教務」「最高のパフォーマンス」を出したいのであれば、その校舎のトップである校舎長が全ての業務を担当するのがベストです。
目の前の仕事をこなすためだけを考えれば、他のスタッフはあくまでサポートに徹した方がいい。
しかし、ことこれが経営という面で見ると、最高のパフォーマンスが失われるのを覚悟した上で、次代の人材を育てるために、あえて経験を積ませるために失敗覚悟で責任が発生する仕事を渡していかなければなりません。
この「目の前のベスト」と「長期的な視点におけるベスト」が、全く異なるというケースが塾経営に限らず、経営の世界においては多いのです。
目の前の仕事を回しながら、パフォーマンスをなるべく落とさないように、未来のために人材を育てていく。
この相反する二つの考え方を両立するのが管理職に求められているものなのです。
…まあ、残念ながら、塾業界には目の前の業務を最優先で、部下育成・人材育成はあくまで仕事をお手伝い程度に渡すという方も多いですが(汗)
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