ほんの10年前には今ほどリラクゼーション産業は盛況ではなかったですし、
「リフレクソロジー」なんていう単語も聞く機会はありませんでした。
(リフレクといえばFFの呪文でした。)
賛否あるにせよリフレクソロジーという業界を創り上げ、ここまでリラクゼーション産業を大きくした藤田さんの功績は大きいと思います。
また、お教室が圧倒的に多数だった料理教室業界において、現在のABCクッキングスタジオのメニュー構成や教室演出は明らかに異端でした。
衰退まっしぐらの「そろばん」を子供の能力開発という点を強化し、さらに幼児までも対象にする指導法を確立させたイシド式そろばんの創業者である石戸会長は、そろばん業界の中興の祖ともいえると思います。
様々なスクール業界において、市場が縮小したり、消費者のニーズからズレはじめているときには、多くの企業が厳しい状況に陥ります。
環境が変わっているのですから既存の常識の範疇で動いていては当然です。
そんな中で、業界のリーディングカンパニーとなった企業の多くは、
既存の常識にとらわれず、ただ純粋に「消費者のニーズ」に合わせて、新しい商品やカリキュラム、ビジネスモデル開発を行い、業界からは「変わり者」「異端児」扱いされながらも、それをやりきり、シェアを急速に拡大して、業界のメインストリームに躍り出てきました。
こうしたイノベーションを起こせる企業や人物がいるからこそ、各業界の未来が切り拓かれたといえます。
昨日のコンサルティングでは美容・癒し系のスクールのある分野のイノベーションを起こせる可能性を見ることができました。形になるかは今後次第ですが・・・。
また、私のコンサルティング活動の日々では、各業界のリーディングカンパニーの方々が、その業界の未来を切り拓くための商品、ビジネスモデルづくりに取り組まれていることを見ることができます。
大げさに言うと、その業界のイノベーションが起きる歴史の生き証人になれる。
なかなか良い仕事人生だなと思ったりしている毎日です。
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