自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年8月7日11:52 PM
    投資をケチって失敗?
    CATEGORY: ビジネス全般

    社長の役割として最も大切なことのひとつに、

     

    「投資」

     

    があります。

     

    別に株とか不動産に投資するというわけではなく(笑)、

    必要な時に必要な資金を必要なことにつっこむ勇気が必要ということです。

     

    一般のスタッフの発想だと、

    ボールペン1本単位の経費削減を言い出している社長が、

    突然数百万円の広報宣伝活動や慈善事業をすることに違和感を持つ場合が多いようです。

     

    経営というのは「削れるコスト」は徹底的に削って、

    会社全体で「倹約グセ」を身につける必要があります。

    一方で未来のために必要な投資をすることも同時に必要なのです。

     

    無駄なコスト・削れるコストは1円でも惜しみ、

    必要かもしれないコストは数百万円でも勇気を持ってつっこんでいく、

    一般従業員にとっては大いなる矛盾に見える、この行為こそが経営においては大切であり、

    この絶妙なバランス感覚が経営には必要なのですね。

    (なかなかこの見極めが難しいのですが…)

     

    ハッキリ言って、コスト削減に引っ張られて、

    あるべき未来投資(主に人材や情報や設備など)までもケチってしまう企業に未来はないです。

    また逆になんでもかんでも大盤振る舞いで、浪費癖がある企業にも未来はないです。

     

    ちなみにスクール経営において未来投資のセンスの有無が最も問われる局面が、

    新店オープンや新規事業開始だといえます。

     

    リスク回避のために微妙に開業のための初期投資をケチって、

     

    オープン販促を中途半端にしたり、

    家賃を安くするために中途半端な立地を選んだり、

    内装設備を軽めにすることで、

     

    1.オープン集客がコケてかえってクチコミ発生が遅くなり黒字化が遅くなる

    2.立地が悪いために立地で集客できず恒常的に広告費が必要になって、かえってコスト高に

    3.設備が悪くお客様が定着しないOR競合他社が「あれくらいなら参入できる」と考え競合が増える

     

    などの弊害が生まれてきたりするのです。

     

    だからといって、なんでもかんでもお金をかければいいというものでもありません。

    壮絶に無駄な初期投資をかけて、大失敗するスクールも多いですしね…。

     

    必要な投資と、必要なコストカットの判断。

    これは経営における永遠のテーマだといえます。