2009年11月23日10:08 PM
CATEGORY: ビジネス全般
会社が成長戦略を描いていくときに、必ずといっていいほど問題となるのが、
「人材の不足」です。
企業の売上が2倍、3倍になろうという計画を立てているのですから、当然のことながら組織の連結ピンになりうる優秀な人材が不足して当然です。
で、その際によく聞く考え方が
「外から優秀な人材を採用しよう」
という考え。
確かに社内を見渡してみると1年後に見違えるような幹部候補はいない。
そんなときに外部から優秀な人材を採用しようと考えるのは自然な流れです。
ただ、この考え方の根本的な欠陥は、
「社内の、目の前にいる人材に期待していない」
ということになると思います。
期待していなければ、自然とそれを感じますから人はなかなか成長していかないものです。意外とそういった感情の部分が人に与える影響は大きいのです。
なので、まずは「社内の人材をいかに成長させるか」を第一に考えた方が、結果が出やすい場合もあります。
また、仮に外部から「優秀に思える」人材を採用したとしても、
いきなり幹部などの要職に置くのは考えものです。
地道に現場で頑張っている人間は、突然わけのわからない人物(しかもその人材は自社の業務に応用できる実績があるかどうかもわからない)が幹部についたら、「自社の評価基準は一体なんなんだ?」と白けてしまうことも多いのです。
合理性や効率性を重要視するのは経営においては当然ですが、
スクールのようなサービス業においては、理屈ではわりきれない「感情の部分」を無視しては経営ができないように思います。
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