自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年9月22日10:05 PM
    意思決定の速さ

     

     

    経営コンサルタントという職業をやっていて、しみじみ思うことが「経営者様の意思決定のスピード感」が、そのまま企業業績に直結しやすい点。

     

    昔は私も

     

    「即断即決というのは、間違った決断もしやすくリスクが大きいのでは?」

     

    とか思ったりしていましたが(笑)、

    いろいろと成長企業の経営者様の様子を見ていると、即断即決によるメリットがリスクを大きく超えていることを実感できます。

     

    何か検討事項が浮かんだときに、

    Aパターン:即断即決、もしくは1日後には結論が決まっている

    Bパターン:「検討してみます」といって、1週間後くらいに結論が決まる

    のふたつのパターンがあったとします。

     

    Aパターンの方は、もちろんその場での判断であるため、誤った選択をする可能性もあります。しかし、誤った判断だと思ったら、後で直せばいいのであって、それ以上に即断即決することのメリットは周囲を「乗り気」にさせることやスピード感だと思います。

     

    即断即決する方の共通点は、

    「経営判断が少しでも遅れれば、それが機会損失につながる」

    と考えられている点。

     

    確かにこれはビジネスの世界ではとても重要です。

     

    また、その経営者の方のスピード感のある雰囲気が部下や周囲にもスピード感を産む傾向にあります。

    必然、決断も速く、周囲の行動も速くなる。

     

    一方でBパターンの経営者様のもとでは、どうしても周囲や部下の人間にも緊急度や真剣度は伝わりにくく、意思決定自体がスピード遅い上に、周囲の人間のスピードも遅くなるという二重の悪い効果が生まれ、ビジネスのスピード感が失われやすいようです。

     

    「じゃあ、その議案について検討しましょう。」といって打ち合わせを終了し、

     

    その1週間後に

     

    「前回の内容について、もう少し意見を聞きたいので会議をしましょう」

     

    と言われる経営者様。

     

    ご自身は慎重を是としていることはわかるのですが、周囲は壮絶にシラけてしまうことが多いのです。

     

    周囲や部下ののスピード感や緊張感がないとお嘆きの経営者様や上司の皆様。

    それは案外、みなさんの普段の立ち振る舞いによるものかもしれません。