自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年11月3日10:16 PM
    循環型社会における教育業のありかたとは

    新資本主義とか新自由主義とか金融資本主義とか、いろいろな表現がされていました今までの資本主義のありかたが行き止まりにきています。

     

    生産と拡大。経済の原則であるこの両輪は、行き過ぎれば物が余りバブルを引き起こす。

    第一次大戦後のアメリカ好景気と世界恐慌、日本のバブル崩壊でこれは証明されました。最近では中国バブルも。物に依存すれば、物余りが訪れる…、ってなわけで新しいスタイルとして生み出された架空経済というマネーゲームにおける錬金術も結局はバブルがはじけてしまったわけです。

     

    世界的に新しい「経済」のスタイルを考えていかなければならない局面に来ています。

    こういった時代の大きなうねりの中にいられるのは、不安も大きいのですが、経済学を学んだ人間としてはこの上ない喜びでもあります(不謹慎かもしれませんが)。

     

    なぜ、次の時代のへの変化を喜ぶのか?

    もちろん単なる好奇心からだけではありません。今の自分が関係する分野において+になる予感があるからです。

     

    おそらく次の時代は、環境やリサイクルなどが重視される、生産・拡大に過剰に依存しない「循環型社会」的な風味が欠かすことはできません。

    そういった循環型社会の中で、我々が属する教育業(サービス業)というのは非常に重要な役割を果たす可能性があると思います。人に依存するため、拡大路線がひけない…、今までの価値観の中では欠点と思われていたスクール業の特徴は、次の時代の中では非常にマッチするのではないかとも思います。

    またドラッカー氏がおっしゃっていたように、高度化された社会の中では「生涯教育」「継続的高等教育」は必要不可欠ですしね。

     

    日本では江戸時代がそうだったようですが循環型社会というのもありだと思います。

    循環型社会の中では教育業というのは、もっと重要な位置づけになりそうです。

    それは好ましい時代の流れかなと(笑)

     

    …ただ、今の世界を席巻しているのは拡大を「最善」とする価値観。

    いちど「欲」にとらわれた人間が、それを捨てることができるのかどうかは疑問でもありますが…。