スクール経営をしていくなかで、教室内のPOPやチラシ、リーフレットやフリーペーパー広告など、いわゆる「販促媒体」のデザインづくりは欠かせない要素です。しかし、この販促媒体のデザインというのが、なかなか奥深いものであるのも事実でして。
基本的なコンテンツ内容やレイアウトの基本、チラシのつくり方などは、一杯ビジネス書がマニュアル本として出ていますので、そちらを参照していただくとして…。本日、取り上げたいのは「より効果を出すために少し特殊な工夫する」ときのことです。
「キレイなだけ」
「無難に内容がまとまっている」
チラシなどでは通常どおりの成果は期待できるものの、「目に見える大きな効果」などが期待できない。
そのため、「一歩無難を乗り越えた」販促物をつくりたくなってくるわけです。
製作者側の意図としては、経営側としては「数値」を上げるため、デザイナー側としては自分の満足できるデザインをつくりあげるために「とがった」販促物が生まれやすいのです。
しかし、言うまでもなく「デザイナー」主導で無難を乗り越えた販促物をつくると外れます。デザイナーとしては、「面白い」「話題になりそう」「自分のデザインに満足したい」という動機がメインになってしまい、
「消費者がどう思うのか」というマーケティングの発想が抜けてしまうことが多いからです。
これは絶対に避けたほうがよいパターンです。
イメージやデザイン重視の販促物は「全く効果」は期待できません。
「経営」と「アーティスト」はある意味相容れないものだとお考えください。
また、経営側が主導で販促物を作成するときの注意点は、「商品や自店への思い入れ」「消費者の固定イメージ」が強すぎて、消費者ニーズに応えようとするあまり、かえって一般の普通の消費者には「わけがわからない」販促物になってしまうケースです。(これは私もよくやります)
そのため、適度にお客様や一般の友人などに意見を聞いたりして、マニアックに偏り過ぎないようにしたほうがよいでしょう。
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