自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年9月2日10:04 PM
    レッスン消化の大切さ

    レッスン消化。

     

    スクールに限ったことではないですが、しばしばビジネスの世界では、

    契約をすることを「受注」といい、レッスンを受講してもらうことを「消化」といいます。

     

    月謝制の場合、月4回レッスンを受けられるとして、4回受講してもらうことを「消化」といいます。

    前受金の一括コース販売の場合、数十回とある講座をひとつずつ受講してもらうことを消化といいます。

     

    ちなみにこの消化が追いついていかないと、

    月謝制は別ですが、一括コース販売の場合「前受金」という負債がスクールにたまっていくことになります。

    受注ばかりが景気よく、消化が追いついていないと、

    それはスクールがお客様に借金をしている状況といえるわけです。

    (このあたりは法律とか色々からみますが詳細は割愛)

     

    今スクール経営に求められているのは、

     

    「適正な消化を促すことができる仕組みづくり」

     

    だと思います。

     

    一昨日のエントリーのように、

    日々忙しく、楽しいことが世の中に一杯ある状況では、

    どうしてもスクールへ足が遠のく人が増えていきます。

     

    それはイコール、退会率のアップにつながりますし、

    会社の仕組み上では返金リスクが増大していることにつながります。

    しかも、真っ当にレッスンを消化させられないスクールにクチコミが広がるわけもなし。

     

    従来よりも、

    「いかにお客様にスムーズに来校&受講してもらえるか」

    を考える必要性が高まっている時代が来ていると思ってください。

    今までどおりのやり方では、全くお客様の来校がスムーズにいかない時代です。

     

    常識的に考えれば、月4回レッスンコースを契約しているお客様が、

     

    月の15日を過ぎても1度も来校していない

     

    という状況が黄信号だということがわかりますよね。

     

    しかし、このような黄信号の状況を見極めることができていない、

    または予防することができない、さらには対症療法さえすることができず、

    月末までスルーしてしまっているスクールが意外と多いのです。

     

    スクール業界は今まであまりにも「受注」に目がいきすぎていました。

     

    しかし、これからは「消化力」の高いスクールが地味に力をつけていく気がします。

    (それはイコール「通いやすい」「通いたくなる」スクールなので)