自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2013年8月5日11:50 PM
    ダンススタジオ経営の闇の深さ

    最近、経営相談などで頻繁に話が出るのが、

     

    「ダンススクール・ダンススタジオについて」

     

    というダンススタジオ経営、ダンススクール経営についての内容。

     

    ダンス必修化という流れで市場が成長中に見えるため、新規参入をお考えの方もいらっしゃいますし、

    また既にダンススタジオ経営をされていて、生徒数などのお悩みを抱えられいる方も多いです。

     

    そういえば、私が定期的にお伺いしている某県の山間部の人口5万人の町にも、

    最近コンビニ跡地にダンススタジオができていました。

    山あいのまちなかで光輝くダンススタジオ、さらには車送迎の大多数の保護者・・・

     

    うん、一見ダンススタジオビジネスって儲かるように見えますね。

     

    でも、スクール業界にいらっしゃる方ならおわかりだと思いますが、

    たかだか夕方の2~3レッスンが10名・20名生徒がいて満員なだけでは、

    実際のスクール経営としてはまだまだ赤字ですね。

    お昼ごはん時期だけ行列の定食屋が儲からないのと同じです。

     

    でも、ダンススタジオ経営をやったことない人にとっては、それが魅力的で儲かるように見えてしまう。

     

    だから新規開業や新規参入が増える。

     

    結果、既に多くのエリアでダンススタジオ経営は旨みが減りつつあります。

    昔のように「開業すればあっというまに生徒が集まった」

    というケースは減っています。既に市場は転換点に入りつつあります。

     

    また、さらに言えば、保護者の世代が移り変わると共に、劇的にダンスニーズは減少します。

    むしろ、やるなら今からはバスケスクールですってくらいです。さらにその先は再びテニス。

     

    また、既にダンススタジオを多店舗展開している企業様においては、

    「優良講師」の定着が非常に重要。

    ただ、技術が上手な講師だけではなダメで、決して独立して裏切ることのない、また経営努力を一緒にしてくれるような講師を採用定着できるかどうかがカギです。

     

    これができなければ、他業界が歩んできたような、講師がドンドン独立していき、

    結局企業体を維持できなくなるというリスクをはらんでいます。

     

    このように一見華やかなダンス教室業界。

    実は経営と言う側面で見ると、未来についてもマネジメント面についても色々な闇が広がっています。

     

    その中で光明を見出せるかどうかが重要ですね。