自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年2月19日9:49 PM
    スクールが活性化する兆候

    本日は顧問契約先のとある専門学校様へのコンサルティング日でした。

     

    通常は各拠点のトップと本社の企画系の幹部の方々が集まっての「幹部会議」に参加させてもらっていましたが、今月より私の方からお願いして、あえて幹部会議の前に「各校の若手中心メンバー」を集めてのMTGを開催してもらいました。コンサルティングが1部の若手会議と2部の幹部会議に分かれたわけです。

     

    といいますのも、ここ数ヶ月、幹部会議で決定された内容、私達がご提案した内容が、どうも現場のスタッフに浸透していない状況が顕著に現れていました。

     

    以前、現場の方々に「なぜ、この企画をやらないのですか?」と聞いてみると、

    「この企画は間違っていると思います(´・ω・`)」とのご返事。

    そこで、私は現場の方々が私達の企画の主旨を誤解していることはわかったので、簡単に企画の主旨とそれによって得られる効果などを説明すると、

     

    「なるほど!それならやってみたいです(`∀´)」

     

    となるわけです(笑)

     

    要するに幹部会議で決定された内容や企画の主旨が上手に伝わらず、「やること」だけが決定事項として伝わってしまっていたわけです。

    これは決して幹部会議に参加されていた方の伝達能力の問題ではなく、年齢差の問題もあったのだと思います。どうしても業務的に伝えてしまって、20代の現場の子達が「やりたくなる」ような説明をするのが難しかったのでしょう。

     

    …そんなわけで、もう直接現場の若手スタッフに、学校を良くするために取り組んでいく内容を直接伝え、さらには現場の意見を直接聞く場をもうけなければいけないと思った次第です。

     

    ところが、本日が第1回目となるこの「若手会議」。

    様子見の1時間開催でしたが、想像以上の成果を上げることができました!

     

    参加者の皆さんが抱えていた今までの悩みが全て解消できた上に、様々なアイデアが湧き出てくる素晴らしいMTGになりました。各校の校長さまからすると、

     

    「普段のMTGでは、うなづいているだけで意見も言やせんのに…」

     

    という状況だったそうなのですが、MTG環境が変わり、しかも自分達の発言や行動が「直接学校を変えていくことができる」、さらには「自分達の意見に対して学校経営の専門家がしっかりジャッジをしてくれる」ことが、みなさんが積極的に意見を出すキッカケになったのだと思います。

     

    なんというか皆さんの目がキラキラしていましたからね。

     

    現場の方々がこういった雰囲気のMTGをできるようになったら、もう学校の活性化は見えたも同然です。

    経営戦略や最新の業界ノウハウに間違いはほとんどない状況(その都度修正は必要でしょうが)、あとは現場の皆さんの意識と実行力次第という中で、今回のようなMTGができたのは大きかったように思います。

     

    来年度の学生募集が楽しみです!

     

    今日のように衆知を結集できる体制をつくる、現場に眠る「ヤル気」を引き出して経営の原動力とする、一見元気がないように思える会社さんでも、実はスタッフの胸の奥底には「熱い気持ち」や「斬新なアイディア」が眠っています。

    それを引き出して活気ある組織作りをする、これも私達の役目だと再認識した今日この頃でした。