2010年2月25日7:43 PM
CATEGORY: コンサルティングの現場
ちょっと社内的な戒めと連絡寄りの内容を・・・。
我々経営コンサルタントと呼ばれる人間がやってはいけないことのひとつが、
「ひたすら『あるべき論』をぶつけること」
だと思います。
相手の力量や事情を考えず、ひたすら強者の発想であるべき論をぶつける。
それではマニュアルと変わりません。
我々は契約先企業様の
1.社内的現状(スタッフの力量など)
2.周囲の競争環境
3.地域の消費者の状況
を加味して、「理想論やあるべき姿はわかっているけど、今はここまでやることが大切」というベターな選択を応援していかなければなりません。
「春の集客のために社員自らポスティング最低5000枚はやってください」
→ひとりで教室経営をしているオーナーはどうすればいいの?
「お客様の熱が冷めないように即決営業をしてください」
→お客様が決裁権ない場合はどうするの?
以上はほんの一例ですが、いたづらにあるべき論や理想論をぶつけ続けることで、
言われた側は「本当はこうじゃないといけないのに、できない・・・」と不安に思って自信をなくす、または上司から怒られるケースだってあるのです。
我々がマニュアルやレベルの低いFC本部と大きく違う「価値」は、
「ベストな姿を知りながら、相手の状況に合わせてベターな姿を提案できる」
こんなコーディネーターのような役割だと思ってください。
簡単に言えば、成功事例企業の発想を、全ての会社にあてはめようとしてはいけないよってことです。
そのまま真似できれば、経営には困っていませんよ。きっと。
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