私はビジネス書はいろいろ読みますが、あまり「コレがオススメよ」といいません(笑)
…と、いいますのもビジネス書は人の成長段階によって、読むべき内容や理解しやすい内容が異なるため、「誰が読んでも素晴らしい」という本はないと考えているからです。
特に「経営者の成功ヒストリー本」なんかは、色々な意味ですすめにくい…。
その経営者さまの成功が一時のもので、ほんの数年後には「業績急降下!」みたいになったりしますので…。短期的な成長や華やかさと自身の体験談のみというのは、一長一短なわけです。
それはさておき、そんなこうるさい私ですがオススメした書籍がコレでございます。
- あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将 (角川oneテーマ21)/野村 克也
- ¥740
- Amazon.co.jp
(笑)
すっごいバカと思われるかもしれませんが、私はプロ野球監督関連本が結構好きです(笑) 落合監督の「コーチング」や岡田元監督の「頑固力」も読みました。
ちなみに、この本は下記のような方にオススメです。
1.野球が好きで、かつビジネス面でのリーダーシップを学びたいとお考えの方
2.野球は監督の戦術や捕手が重要だと思っている方
私は目次を見て、まず
「落合は名監督の器か」「WBCは勝てるか」の項目を読みました(笑)
この本の内容は、実はスクールビジネスにおいてもすごく応用可能な点が多く、
特筆すべきは三原さんの「監督にとっては選手・ファンも敵である」という考え方を野村監督的な解釈を加えている点。
スクール企業においては「経営者にとって社員・講師と会員様も敵である」と置き換えるとよいでしょう。(もちろんファンは最大の味方であるとも書かれていますよ。誤解なきよう)
要するに、ファンは強い味方であるが、どうしても選手を甘やかしてしまう。
その結果、選手のプライドが肥大化してカンチガイしてしまい努力を厭い、監督に批判的な態度を取るようになる云々が書かれているわけですが…。
これはスクール業界にもすごく当てはまるんですよね。
実力がありプライドも高いプロフェッショナル(=講師)を部下として扱うという意味では、プロ野球監督の組織論・リーダーシップ論は参考になる点が多いのですよ。
ホントに(笑)
あと、リーダーシップのあり方について、歴代の名将や直近の渡辺監督などを引き合いに出しながら、「あるべきリーダーシップ論」を語っておられます。
また、結論としては「このようにあるべき監督像を分析してみると、現状の自分は非常に甘えがある」「理想の監督像を実践できていない」と自己反省しているという点もおもしろいのですが(笑)
いずれにせよ、おすすめです。
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