自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2010年8月3日9:45 PM
    「成功時の社風」を知っているというスキル

     

     

     

     

    本日、あるお付き合い先のスクールでのMTGの時に非常にうれしいサプライズがありました。

     

     

    この2ヶ月ほど少し数字が低迷していたので、MTGの中で

     

    「この数字の推移を見ていると、業績好調時に出来ていたこと、当たり前のように取り組んでいたことが、今は出来なくなっている可能性が非常に高い。

    一度業績がよかった時の自分達の取り組みと、今の取り組みの差を考えて発表してみてください」

     

    とお伝えしました。

     

     

     

    それなりのビジネスモデルが組みあがっており、

    また社員のレベルも高いスクールにおいて、

    一時的に業績が低迷しているというのは、ほとんどの場合、

    「好調時の文化や行動」が徹底されなくなったことが原因です。

     

    現場レベルのスタッフの場合は、その「できなくなったこと」に気づけずに、

    景気動向や市場の限界などに原因を求めるのですが、実は敵は自分自身なんですよね。

     

     

    そんなわけで上記のお願いをしました。

     

     

     

    そこで驚いたのが、一般スタッフ職のある女性の方が、

    スラスラと「今、出来なくなったこと」を発表してくれたのです。

     

    現状の自分達の取り組みは、好調時の50%ぐらいしか取り組んでいないとのこと。

    これを反省して、すぐに改善していかないといけないと言ってくださいました。

     

     

     

     

    業績好調時の状態を「通常」「平常」と設定するのであれば、

    「異常発見」をするのが、経営改善のコツになります。

    これは経営者や経営幹部の大切な役割です。

     

     

    この女性スタッフの方の場合、成功時の社風や取り組みを知っているため、

    いざ自分達の業務状況を見直したとき、即座に異常に気づけたことになります。

     

    「成功時の社風」を知っているということ自体は、非常に重要なスキルなのだと実感しました。

     

     

    こうした異常発見能力があり、自分達の問題にとっさに気づくことのできるスタッフが多ければ多いほど、企業としての安定度は増していくのです。

     

     

     

    みなさんのスクールには「異常発見」をできるスタッフさんがどれだけいますか?