2007年7月1日11:37 PM
CATEGORY: 学習塾・スクール業界の時流
「シニア向けケータイ」の利用率がシニア層においても非常に低い…。
こんなニュースがありました(笑)
(とはいっても、40歳以上のアンケートの結果というのが微妙ですけどね)
超高齢化社会になっていく日本において、
この失敗例は「今後のシニア向けマーケティング」を考える上で非常に貴重なサンプルになりました。
お年寄りのためのお年寄りにピッタリの省機能携帯電話。
着眼点は悪くないのでしょうが、そもそも機能を全く使えないようなシニアは、
そもそも携帯電話を持たない…という事実があったのでしょうね。
これだからマーケティングは難しい…。
まさに尊き犠牲です(ノω・、)
スクール業界においても「団塊の世代をターゲットにした」みたいなフレーズを使う方が増えてきました。
今後は団塊の世代が年を取るとともに、「シニア向け」の講座開発も進んでいきそうです。
しかし、上記の例からわかるように、
安易に「団塊の世代向け」「シニア向け」として若者が企画したモノでは、
壮絶にスベッてしまう危険が高いことも忘れてはいけません。
どうやら「シニア向け」=「かっこ悪い」「自分はシニアと思われたくない」みたいな心理もあるようですしね…。
ビジネスとしては「アクティブシニア」と呼ばれる層をメインのターゲットとして設定した方が成功率が高いのかもしれません。
要するに
「若者にとっては驚くほど元気なシニア層=通常の現役世代とあんまり変わらない層」
ってことですから、ことさら大げさに「シニア向け」なんて打ち出すから失敗するのではないかと…。
まあ、これからじっくりと検証が必要でしょうね。
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