自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2021年1月19日3:36 PM
    大学入学共通テストと受験産業の変化

     

     

    初年度の大学入学共通テストが終了しました。

     

    教育業界にとっては大きな改革の第一歩なのですが、メディアは

     

    マスクの付け方で失格になった事件のこと一色…

    結果、大きな批判が出るわけでもなく、この路線がある程度進むことになるのかなあと思います。

     

     

    問題をざっと見ていた感覚ですが、記述式は回避して大正解だったと思います。

     

    採点の手間もありますし、共通テストの規模で無理に記述式にして思考力などを問わなくてもいいのではないかと…。

     

    ある意味、問題文の出し方次第で、なんとでもなる感覚はあります。

    細かな領域は二次試験で十分。

     

     

    大学入学共通テストの問題は

     

    知識の理解の質や、思考力、判断力、表現力等

     

    を問うわけですが、基本的には

     

    日常の資料や会話、出来事などをベースにして問題に展開する

     

    という至ってシンプルな手法が採用されているように思いました。

     

     

    そもそも、思考力、判断力、表現力自体が定量化しづらいので、

    まあ、こうした手法を採用するしかないのかなと。

     

     

    スクール、学習塾などの受験産業に求められる変化としては、

     

    従来よりも読解力が必要になりますし、

    ディベートディスカッション、資料の読み込みなどと

    学習内容を紐づけることも必要になりそうです。

     

     

    教育業界の具体的な変化のあり方は、慎重な考察が必要になりそうですが、

    単なる暗記勝負という感覚は明確に終わりに向かいそうな感じがします。

     

     

    何よりも大学側の二次試験がより顕著な形で変化していく可能性もあると思います。