このメルマガでは何度もお伝えしている内容ですが、大学入試改革・英語教育改革が学習塾・英会話スクール業界にもたらす影響を整理してみましょう。
□小学校低学年の英会話ニーズが高まる
英語学習の早期化により、今後さらに英会話教室のニーズは高まっていくことが予想されます。
□学習塾の小学生向けの英語講座が増える
小学生の英語の成績評価導入に伴い、学習塾が小学生向けの英語講座を開講するケースが増えるため、小学校高学年における英会話スクールと学習塾の生徒の奪い合いが激化します
□英検などの資格取得ニーズが高まる
大学入試における民間資格の活用によって、一部の英語英語資格取得が受験に有利になります。
そのため資格取得対策ができるスクールや塾が人気になることは間違いありません。
主には上記のような現象が予想されます。
これらの一部は既にスクールの現場では影響が出始めていますし、今後さらに加速していくことでしょう。
また、さらに深いレベルの変化としては以下のような現象も予想されます。
■単なる4技能だけでなく「ディベート」「英語小論文」などの高技能対応が人気に
徐々に大学に二次試験において、より高度な英語力が問われるようになるため、英語でのディベートやプレゼンテーション、英語小論文などに対応できる英会話スクールのニーズが高まる
■英語幼稚園などの過度な英語漬け教育の弊害も認知されるようになり、母国語教育とのバランスの議論が生まれだす
■スクールの生徒の結果・成果の差が明確になり、クチコミにつながり、「結果を出せる」スクールのみが評価される時代になる
■週1回1時間の英会話レッスンの限界が認知されるようになり、長時間のレッスン・家庭学習のサポートなどまでケアできるスクールが人気になる
■外国人講師・バイリンガル講師の採用競争がおこり、国内での採用が難しくなる
企業力が低いスクールは人の採用難が起こる
これらの一部は、明らかに従来の英会話スクールにとって大きなダメージになるようなものも含まれています。
大学入試改革・英語教育改革は英会話スクールにとってチャンスにもピンチにもなります。
この流れを生かすも殺すも、スクールの経営戦略次第。
上手に時代に適応していきたいものです。
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