自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年6月15日11:49 PM
    本音の話
    CATEGORY: ビジネス全般

    こんさるなんていう職業をやっていると、

    よく初めてお会いした経営者様や店長さんに、

     

    「せっかくの機会ですので、気づかれた問題点や課題があったら何でも言ってください!!(゚∀゚)」

     

    なんてお願いされるケースがあります。

     

    でも、私の経験上、こういった場面で私なりの本音で課題や問題点を挙げて、

    生産的な話になったケースは非常に少ないです(笑)

     

    そりゃ~昔は素直で純粋したので「それでは(゚∀゚)」って感じでアドバイスや課題について話しました。

    でも、ほとんどの場合は、聞かれた本人は不愉快そうだったり、悲しそうだったりというオチが待ってました。

    ひどい時には逆ギレをされるケースも。

     

    冷静に考えれば当然ですよね。

    今まで一生懸命やってきたことの結晶を、突然でてきた初対面の人間に否定されれば、誰でも嫌になります。

    いきなり自分の取り組みを否定されて、ケラケラ笑っているようだったら、

    かえってプライドやこだわりのなさが心配になります。

     

    だから、私は通常初対面の人に対しては、あまりスクール経営についての本音ではお話しません。

    誰も幸せにならない結末が待っていることが多いですし。

     

    たとえ、

    「このままだと3年後にはスクールつぶれますよね」とか、

    「今はたまたま業績がいいだけで、この時流がかわればすぐに経営が苦しくなりますよ」

    なんて思っていても、それを口に出しては、

    恐怖をあおってモノを売る宗教家となんら変わりはないのですから。

    そんな営業スタイルはあまり好ましいものだと思えませんし。

     

    だから、上記のような目の前の方が危機的な状況のときでも、私が言えるのは、

    「○○のテーマについてこんさるさせてもらった方がいいかもしれませんね」

    程度のこと。ハッキリ言って営業マンとしては失格でしょう。

     

    なかなかに、危機や恐怖と関わるビジネスのトークと言うのは難しいものです。

     

    それなりの人間関係と信頼関係が構築できた後、

    また正式にお仕事のご依頼を受けた後は、それこそ刺し違える覚悟で何でも話しますけど。

     

    こういった現象は初対面に限らず、部下や社員教育の場でも同じかもしれません。

     

    厳しい意見や、本気の注意などは、それなりの相手への信頼がなければかえってできません。

     

    本気で怒ってもらえない、意見を言ってもらえない、

    それはある意味「無関心」だったり、「信頼されていない」ということだったりするのです。

     

    …ちなみに、

     

    「好き」の反対は、

     

    「キライ」ではなく、

     

    「無関心」だそうです。

     

    だれの格言か知りませんが、私はこれはビジネスの現場では非常に正しいと思います。