本日何気なくテレビを見ていると、
「就職率100% 完全就職の秘密にせまる!」
ってな不景気においては魅力的なひびきで、
ある専門学校が取り上げられていました。
「え!? この不景気なのにスゴイ!! どんな秘密があるの?(ノ´▽`)ノ」
…そんな感想は全く出てこず、
「どうせ就職希望者の就職率でしょ…。」
(↑「学生」の就職率と「就職希望者」の就職率は全く質が違います。
就職希望というのは学校の方である程度操作できるのです。
案の定、就職希望者の100%でした(笑))
「学生数の就職率が95%越えの専門学校たくさん知っているけどね…」
「そういえばこの局のテレビCMよく流しているから大口スポンサーか…」
そんな感想が出てくる私は、ピュアな心を失ってしまい、業界の裏を知ってしまった少し汚れた大人といえるでしょう(笑)
別にこの学校さんが悪いわけではない…。ちょっとした表現の工夫ですよね。
しかし、私のような薄汚れた人間は世の中にはレアですから。
ぜひ、専門学校や資格系の学校は「完全就職」「就職率100%」といった単語を武器にしたらいいと思います。
シロウトの方からするとインパクト十分ですから。
「完全就職主義」
「就職率100%」
これらの単語は今の時代とても効果的です。
ただ、良識のある教育者の方々は、
「退学者がいるのに…」
「全学生を就職させれたわけではないのに・・・(希望しなかった学生がいる)」
「業種と全く関係ない企業に入れ込んだ学生もいるのに・・・」
という良心の呵責に悩まされて、大々的に打ち出せないんですよね。
それもまたよしでしょう。
余談ですが真の価値ある専門学校というのは、
「学生数の就職率100%近く」
(卒業する学生のほぼ全てが就職できる)
「業界への就職率100%近く」
(全く学校で習った分野でない就職ではなく、専門職へ就職できる)
などが指標になります。当然100%は無理ですが(笑)
保護者の方が進学を進められるときにはご注意ください。
さらに言えば、「入学者数と2年後の就職者数が一緒=脱落者なし」が最強ですが、
これは無理ともいえます。
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