自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年12月20日4:34 PM
    就職率100% 完全就職学校とは

     

     

     

     

    本日何気なくテレビを見ていると、

     

     

    「就職率100%  完全就職の秘密にせまる!」

     

     

    ってな不景気においては魅力的なひびきで、

    ある専門学校が取り上げられていました。

     

     

     

     

     

     

    「え!? この不景気なのにスゴイ!! どんな秘密があるの?(ノ´▽`)ノ」

     

     

     

     

    …そんな感想は全く出てこず、

     

     

     

     

    「どうせ就職希望者の就職率でしょ…。」

    (↑「学生」の就職率と「就職希望者」の就職率は全く質が違います。

    就職希望というのは学校の方である程度操作できるのです。

    案の定、就職希望者の100%でした(笑))

     

     

    「学生数の就職率が95%越えの専門学校たくさん知っているけどね…」

     

     

     

    「そういえばこの局のテレビCMよく流しているから大口スポンサーか…」

     

     

     

     

     

    そんな感想が出てくる私は、ピュアな心を失ってしまい、業界の裏を知ってしまった少し汚れた大人といえるでしょう(笑)

    別にこの学校さんが悪いわけではない…。ちょっとした表現の工夫ですよね。

     

     

     

     

     

    しかし、私のような薄汚れた人間は世の中にはレアですから。

    ぜひ、専門学校や資格系の学校は「完全就職」「就職率100%」といった単語を武器にしたらいいと思います。

    シロウトの方からするとインパクト十分ですから。

     

     

    「完全就職主義」

     

    「就職率100%」

     

     

     

    これらの単語は今の時代とても効果的です。

     

     

     

    ただ、良識のある教育者の方々は、

     

    「退学者がいるのに…」

    「全学生を就職させれたわけではないのに・・・(希望しなかった学生がいる)」

    「業種と全く関係ない企業に入れ込んだ学生もいるのに・・・」

     

    という良心の呵責に悩まされて、大々的に打ち出せないんですよね。

     

    それもまたよしでしょう。

     

     

     

     

     

    余談ですが真の価値ある専門学校というのは、

     

    「学生数の就職率100%近く」

    (卒業する学生のほぼ全てが就職できる)

     

    「業界への就職率100%近く」

    (全く学校で習った分野でない就職ではなく、専門職へ就職できる)

     

    などが指標になります。当然100%は無理ですが(笑)

     

    保護者の方が進学を進められるときにはご注意ください。

     

     

     

    さらに言えば、「入学者数と2年後の就職者数が一緒=脱落者なし」が最強ですが、

    これは無理ともいえます。